Nintendo Switch 2、アメリカでの予約開始を延期へ。「相互関税」の影響すごそうなのでいったん様子見
米任天堂は4月4日、Nintendo Switch 2のアメリカにおける予約開始日を延期すると発表した。背景にはトランプ政権による「相互関税」があるとみられる。

米任天堂は4月4日、Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)について、アメリカ内での予約開始日を当初の4月9日から延期することを発表した。米IGNなど各種メディアが報じている。なおアメリカにおけるSwitch 2の発売日には変更はなく、6月5日の発売となるようだ。
Switch 2は、2017年3月3日に発売されたNintendo Switchの後継機種だ。携帯モードと、ドックに取り付けてのTVモードの切り替えができる点や、コントローラーの取り外しが可能な特性を引き継いでいる。Switch 2では、CPUやGPUの性能が大きく上がり、解像度が1080pに、対応フレームレートが120fpsまで向上。TVモードでは画面解像度1440p、および4Kでの出力にも対応するなど、パワーアップが図られている。
Switch 2については、各国で順次予約受付を開始。アメリカでは4月9日からの予約注文を開始するとしていた。しかしGameStopが米任天堂からの連絡として公開した情報によれば、当初の4月9日からの予約を延期するという。発売日については、6月5日のまま変更ないとのことだ。
延期の理由については、関税の影響がある。アメリカでは今年1月20日よりドナルド・トランプ氏が米大統領に就任。同氏は4月2日に政策の一つとして「相互関税」を発表した。アメリカはすべての輸入品に対して一律で10%の基本関税を課し、さらに相手国の関税率や非関税障壁などに応じて、国・地域別に税率を上乗せする。たとえば日本は24%、中国であれば34%と、数十%単位での追加関税が課される。米任天堂は、関税の潜在的な影響と市場にあたえる変化を見極めるために延期を決断した格好だ。
関税とは、輸入者が商品を輸入する際に納めることになる税金の総称で、輸入にかかるコストの一部である。任天堂はSwitchの生産拠点に中国、ベトナム、マレーシアなどの国を選んでいるとしており、特にベトナムでは46%という高い関税が課されていた。このことにより、Switch 2の価格への影響が懸念されていたわけだ。

現時点では変更後の予約受付開始日がいつになるかは明かされていないものの、GameStopによれば、詳細情報が入り次第情報を公開するとしている。具体的な日付だけでなく、本体価格の変更などがあるかは注目されるところだ。ちなみにトランプ大統領は、ベトナムの最高指導者であるトー・ラム共産党書記長との電話会談にて、米国製品に関する関税撤廃の協議があったと発言(Bloomberg)。「相互関税」に対する各国の対応や、実際に関税が引き下げられるかといった点も注目されるところだろう。
「Nintendo Switch 2」は6月5日に発売予定。なお日本国内向けの予約抽選受付はマイニンテンドーストアにて実施中だ。また全国のゲーム取扱店やオンラインショップでは、4月24日以降準備が整い次第、順次予約または抽選の受付が開始されるとのこと。