NVIDIAいわく「Nintendo Switch 2はSwitchの10倍のグラフィック性能」。専用コア搭載でレイトレ、DLSSアップスケーリングなどに対応
NVIDIAは4月4日、「Nintendo Switch 2」にて採用されているプロセッサや機能の詳細を発表した。

NVIDIAは4月4日、「Nintendo Switch 2」(以下、Switch 2)にて採用されているプロセッサや機能の詳細を発表した。
Switch 2は、2017年3月3日に発売されたNintendo Switch(以下、Switch)の後継機種として、今年6月5日に発売予定。Switch 2でも、携帯モードと、ドックに取り付けてのTVモードの双方として使える点や、コントローラーを本体から取り外して使える点など、 Switchの特性を引き継いでいる。一方でSwitch 2では、CPUやGPUの性能が大きく向上。画面は6.2インチから7.9インチに大きくなり、解像度は1080pに、対応フレームレートは120fpsに向上しているという。TVモードでは画面解像度1440p、および4Kでの出力にも対応する。
そんなSwitch 2でもSwitchに引き続き、NVIDIA製のCPUおよびGPUを採用。今回のNVIDIAの発表によれば、GPUには専用のRTコアとTensorコアが搭載されているという。まずRTコアによってレイトレーシング機能を利用可能。リアルなライティング・反射・影の表現を実現しているそうだ。そしてTensorコアによってNVIDIA社の、いわゆる超解像技術であるDeep Learning Super Sampling(DLSS)を利用可能。低解像度でゲーム画面をレンダリングし、独自アルゴリズムによってアップスケールすることで、GPUの負荷を抑えながら高画質を得られるとされる技術だ。
Switch ではDLSSに非対応であったとみられ、代わりに一部作品では超解像技術としてAMD社のFidelityFX Super Resolution(FSR)が採用されていた(関連記事1、関連記事2)。Switch 2では超解像技術を利用する作品でのグラフィックの質感も変わってくるだろう。ちなみに米国にて実施されたメディア向けQ&Aにて任天堂の企画制作部の堂田卓宏氏が明かしたところによると、Switch 2における最大4Kの解像度出力は、ネイティブ解像度とするかDLSSを用いるかソフトウェア開発者が選べるようになっているという。

そうした技術の採用もあり、NVIDIA社いわくSwitch 2はSwitchの10倍のグラフィック性能をもっているとのこと。またTensorコアによって消費電力を効率的に保ちながらAIを利用したグラフィック強化がおこなえるそうだ。ほか、携帯モードではNVIDIA G-SYNCによる可変リフレッシュレート機能に対応し、ティアリングの発生しないなめらかな描画がおこなわれるという。
なお任天堂の公式サイトによれば、Switch 2では電池容量5220mAhのリチウムイオンバッテリーを採用。バッテリー持続時間は約2時間~6時間半とされる。画面が拡大し、グラフィック性能が向上しつつ、Switchの旧モデル(2時間半~6時間半)と同等のバッテリー持続時間となるようだ。
ハード処理性能という「器」を広げ、ソフト開発者に恩恵をもたらす開発方針があったとされるSwitch 2(関連記事)。マウスのようにも使える「Joy-Con 2」など新たな遊びも用意されているものの、グラフィック性能の向上は注目点となりそうだ。
「Nintendo Switch 2」は6月5日に発売予定で、日本語・国内専用版は4万9980円。多言語対応版は6万9980円だ。