ゲームクリエイター桜井政博氏が「ほうほう」とつぶやいただけで、コミュニティ大騒ぎ。謎の“ほうほう分析”始まる

「Nintendo Direct 2025.3.27」の告知に反応したゲームクリエイター桜井政博氏の投稿が、やたらと注目を集めているようだ。

任天堂は3月27日午後11時より「Nintendo Direct 2025.3.27」を放送する。この告知は3月26日の午後11時にXに投稿され、投稿に対しゲームクリエイター桜井政博氏が反応したひとことに、コミュニティは大騒ぎの様相を呈している。

桜井政博氏は、『星のカービィ』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズをはじめとした数々のタイトルを手がけてきたゲームクリエイターだ。現在は有限会社ソラの代表取締役として活動、直近では『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)のディレクターを務めていた。また同氏のもつゲーム業界や開発に関するノウハウ・情報を紹介するYouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」を2022年に開設。約2年で260本の動画を投稿していた。

そんな桜井政博氏は今回の「Nintendo Direct 2025.3.27」の告知について、任天堂のポストを引用しつつ、ひとこと「ほうほう」と投稿。単にNintendo Directが開催されることに関心を示したり、相槌を打ったりするだけの投稿にも見えるが、コミュニティでは何らかの“匂わせ”なのではないかと推察が巡り、大きな話題となっている。

桜井政博氏が手がけたタイトルとしては、『スマブラSP』や『新・光神話 パルテナの鏡』などがあるものの、いずれも長らく新作が発表されていない状況だ。そんな中で投稿された桜井氏のポストは、そうした作品の続編や新作を待ち望むユーザーにとって意味深長に映ったのだろう。

また海外ユーザーの中には、この「ほうほう」が一体何を意味しているのか、機械翻訳を用いて考察する人も散見される。訳すのであれば、「Uh-huh」や「I see」などが適切と思われるが、機械翻訳では「ほうほう」は「method(方法)」と訳されてしまうようで、勘違いしたユーザーからの反応も寄せられている。とはいえ勘違いしたユーザーも、何についての「method」かは特に気にしていないとみられ、結局のところ他ユーザーと同様に、よくわからないまま桜井氏が携わる作品についての発表を期待している様子。特に深い意味はないと思われる桜井氏のたったひとことで、コミュニティは大いに盛り上がっているわけだ。

なおこれほどまでに「新作」が期待されるのには、もうひとつ理由があると考えられる。それは先述の「桜井政博のゲーム作るには」最終回にて、桜井氏が語った内容が関係している。桜井氏は2024年10月22日に「桜井政博のゲーム作るには 最終回スペシャル」を公開。その動画内で、チャンネル内で公開されたほぼすべての動画が、『スマブラSP』のDLCキャラクター「ソラ」のリリース後となる2021年10月下旬から、新プロジェクト始動までの数か月の休みの中で企画・撮影されたことが明かされていた(関連記事)。つまり撮影後とみられる2022年4月ごろから、同氏は新作開発に専念していたようだ。

桜井氏はこの新プロジェクトについて、「某所からの依頼に基づいて」企画を書き上げ、2022年の4月をめどに始動すると述べるにとどまり、動画内で詳細について明かされることはなかった。加えて桜井氏のXアカウントなどでもこのことについて現時点まで発表されていない。そのためコミュニティは桜井氏の反応をもって、今回のNintendo Directで「いよいよプロジェクトの詳細が明かされるのではないか」とざわついているのだろう。とはいえ桜井氏は「ほうほう」と述べただけである点には留意したい。少なくとも投稿文に、海外ユーザーが深読みするような別の意味は含まれていないとみられる。

いずれにせよ、このあと放送される「Nintendo Direct 2025.3.27」にてNintendo Switchソフトのどのような新情報が発表されるかは注目されるところ。それまで期待に胸を膨らませつつ待機したい。

Nintendo Direct 2025.3.27」は3月27日午後11時より放送開始だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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