任天堂傘下のエヌディーキューブ、「ニンテンドーキューブ」に社名変更。『マリオパーティ』シリーズや『アソビ大全』など手がけるベテラン開発元


旧エヌディーキューブ株式会社(英語表記:ND CUBE Co., Ltd.)は9月1日、商号(社名)を変更することを発表した。新たな社名はニンテンドーキューブ株式会社となる。

同社は2000年に任天堂と電通の出資により設立された会社だ。当初の社名はエヌディキューブ株式会社。任天堂のイニシャルNと電通のイニシャルDを取ったものであった。当初はエイベックスやベネッセコーポレーションなども主要株主として出資していたが、同社は現在任天堂が発行済み株式の99%を保有する連結子会社となっている(会社概要)。札幌と東京に本社を構えており、主に開発を担当した作品としては、任天堂から発売された『世界のアソビ大全51』、『エブリバディ 1-2-Switch!』などが存在する。

また同社のスタッフの多くは歴代『マリオパーティ』シリーズの開発を手がけてきた旧ハドソンのスタッフによって構成されているとのことで、同社は『マリオパーティ9』以降の『マリオパーティ』シリーズの開発も主に手がけている。10月24日に発売予定のシリーズ最新作である『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』も開発中。また任天堂、DeNAとの共同開発で、先日サービス終了予定が発表された『どうぶつの森 ポケットキャンプ』も手がけていた(関連記事)。

そんな同社が9月1日、社名を変更したことを公式ページ上で発表。新たな商号(社名)はニンテンドーキューブ株式会社(英語表記:Nintendo Cube Co., Ltd.)となる。社名が変更された理由は公式に発表されていないものの、当初の社名からD(ディー)が抜けた形となるようだ。現在は任天堂が99%の株式を保有していることも背景としてあるのかもしれない。今後も『マリオパーティ』シリーズをはじめ、任天堂のタイトルをさまざま手がけていくのだろう。