米任天堂、グッズ紹介画像に「生成AI疑惑」をかけられるも否定。“不自然な指”に疑念渦巻くなかで

グッズのプロモーション画像に生成AIが使用されているのではないかとの指摘が相次ぎ、米任天堂は否定の声明を発表した。

Nintendo of America(以下、米任天堂)は1月9日、米国の任天堂オフィシャルストアで2月19日より販売予定のグッズを紹介。一方で、公開されたプロモーション画像には生成AIが使用されているのではないかとの指摘が相次いだ。これに対して、同社は否定の声明を発表している。

任天堂では、『スーパーマリオ』シリーズのキャラクターをテーマにした子供向けの商品シリーズ「マイマリオ(MY MARIO)」を展開している。2025年8月から日本国内向けに販売されており、海外でも2月19日より販売が開始されることがこのたび伝えられた。米国の任天堂オフィシャルストアであるNintendo NEW YORKおよびNintendo SAN FRANCISCOで販売されるという。

そんな海外展開の発表に際して掲載されたプロモーション画像について、生成AIが使用されているのではないかとする指摘が上がっている。たとえば、女性が赤ちゃんを抱える画像では、マリオのぬいぐるみを持つ女性の親指が不自然な方向へ曲がっている。ほかにも、タブレットを持つ女性の指が極端に長く見えたりと、違和感を覚える点は多い。

これら画像には多数の反応が寄せられ、単に不自然に映っただけの写真なのか、それとも生成AIによるものなのか、ユーザーの注目が集まっていた。そうした中で、モデルとして活動するBrittoni O’myah Sinclair氏がInstagramに投稿されたポストに対して返信。自身が画像に映るモデルの一人であると名乗り、「AI画像ではないと約束できる」として、実際に撮影された写真であることを主張している。Sinclair氏は先に述べたタブレットをもった女性であるとみられる。

また、AIによって生成された画像であるか否かを判定するツール「Hive」の公式アカウントもXで反応し、掲載された4枚の画像をツールにかけた結果を公表している。Sinclair氏の写真についてはDeepfake技術によって作られた画像である可能性が24%と高めに出ているものの、そのほかの値はいずれも0~2%と極めて低い値。AIが使用されている可能性は低いとして、任天堂を擁護したかたちだ。

さらに1月10日、本件を報じていた海外メディアNintendo Lifeに対して、任天堂が声明を発表。「マイマリオ」のプロモーション画像にはAIが使用されていないとして、疑惑を否定した。

なお以前には、『マリオカート ワールド』における一部のゲーム内アートが生成AIによって作成されたのではないかとする疑惑も浮上。米任天堂はメディアを通じて否定の声明を発表していた(関連記事)。今回のプロモーション画像については、実際に生成AIが使用されたのかは不明ながら、関係者など各所から疑惑を否定する声明も出されている状況。Sinclair氏の主張が正しいとするならば、プロモーション画像を作成するにあたって発生した編集作業によって、違和感のある加工となってしまった可能性もあるのだろう。いずれにせよ、より詳細な説明が求められている。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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