恐怖の家ホラーFPS『Nightmare House: The Original Mod』Steamにて無料リリース。遊ぶたびに新たな怖さを生む「自動恐怖システム」搭載、傑作Mod完全版

We Create Stuffは11月15日、クラシックホラー『Nightmare House: The Original Mod』を無料でリリースした。プラットフォームはPC(Steam)。日本語表示に対応している。ユーザーレビューではさっそく好評を得ているようだ。

デベロッパーのWe Create Stuffは11月15日、クラシックホラー『Nightmare House: The Original Mod』を無料でリリースした。プラットフォームはPC(Steam)。日本語表示に対応している。ユーザーレビューではさっそく好評を得ているようだ。

『Nightmare House: The Original Mod』は、シューティングやパズル要素のあるクラシックホラーゲームだ。『Half-Life 2』のカスタムマップであった『Nightmare House』シリーズの第一作、第二作および追加コンテンツが収録されている。第一作では、遠方にいる家族を訪ねようとした主人公が車を運転していたところ、道中で車が故障。助けを求めようにも携帯電話などはなく、近くにあった屋敷に助けを求めようとしたところ、この屋敷がどこか奇妙なことに気がつく……という正統派なストーリーとなっている。


ゲームの内容というと、ゾンビや怪物など、襲い掛かってくる敵を銃器や武器で退けつつ、舞台となる屋敷や病院からの脱出を目指すホラーシューティングとなる。血の跡がそこらかしこに付着している、薄暗いおどろおどろしい屋敷内。そんな奇妙な場所のどこからともなく聞こえてくる笑い声、扉を開けると目の前に突然現れる死体、そして突如大きい音を立てて出現する敵など、王道のジャンプスケアなどがふんだんに盛り込まれており、シリーズを通して正統派で手堅い作りのホラーゲームとなっている。また本作には自動恐怖システムなるものが搭載されており、プレイするごとに恐怖演出の箇所が変化するなど、工夫がされている。何度やっても新鮮に驚くことができるというのもまた、本作の特徴となる。



そんな本作だが、シリーズの原点である『Nightmare House』は、先述のとおり『Half-Life 2』のカスタムマップとしてリリースされたという起源を持つ。その後、スタンドアロンModに作り直された後、完全版である『Nightmare House 2』がリリース。最終的にリメイクされた『Nightmare House』および『Nightmare House 2』と追加コンテンツが収録され、『Nightmare House: The Original Mod』としてSteamで無料配信となった形だ。

また、本作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、約270件中97%が好評の「非常に好評」という評価を得ている。休む間もなく襲い来るジャンプスケアやシンプルで王道なストーリーなど、良い意味での「古典的」なホラー加減が好評を受けているようだ。クリアにかかる時間が3~5時間ほどと手軽に遊べるボリュームや価格が無料であることも、評価されている。


本作の開発をしたWe Create Stuffは、『Nightmare House 2』を手がけたチームを前身としている。その後、過去に『In Sound Mind』というストーリー重視のシューティングアドベンチャーを制作。同作はSteamの全てのレビューにて「圧倒的に好評」のステータスを獲得しており、今作『Nightmare House: The Original Mod』でも、その手腕が遺憾なく発揮され、好評を得た形となる。なお、同スタジオでは『Nightmare House』シリーズ二作目である『Nightmare House 2』をUnreal Engine 5で再構築する新作、『Nightmare House: Reimagined』を開発中。2025年の配信が予定されているという(関連記事)。

『Nightmare House: The Original Mod』はPC(Steam)にて無料で配信されており、日本語表示に対応している。

Sen Ito
Sen Ito

シミュレーター系や作業系のゲームをしたり、絵を描いたり小説を書いたりなどしています。『トライブナイン』の辰沼龍斗がとにかく好きです

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