『ネコぱら』シリーズ最新作『ネコぱら セカイコネクト』発表、Steam/スマホ向け全年齢タイトルとして2026年配信へ。5つの学校に通う世界中のネコや、『ネコぱらいてん!』のネコも登場
グッドスマイルカンパニーおよびゲームブランドNEKO WORKsは12月27日、『ネコぱら セカイコネクト』を発表した。同作はPC(Steam)/iOS/Android向けに、2026年春リリース予定。対象年齢は12+となっている。2019年にYostarから発表されていた『ネコぱらいてん!』のキャラクターたちについては、本作に引き継がれているそうだ。
『ネコぱら セカイコネクト』は、『ネコぱら』シリーズの最新作として開発中の、PC/スマートフォン向けゲームである。『ネコぱら』シリーズは、同人サークルNEKO WORKsより2014年12月にPC向けとしてリリースされた『ネコぱら Vol.1 ソレイユ開店しました!(NEKOPARA Vol. 1)』に端を発する、18禁/全年齢の美少女ゲームを中心とした作品群だ。
『ネコぱら Vol.1 ソレイユ開店しました!』においては、NEKO WORKsの看板娘である「ショコラ」と「バニラ」が作中の人型ネコとして登場。ケーキ屋を開店したばかりのパティシエの視点から、ネコ2匹との交流などが描かれていた。E-moteシステムが導入されており、キャラクターのイラストが動く演出も特徴だろう。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で2万2834件中95%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得。可愛らしいキャラクターやイラストなどから、プレイヤーから高い評価を得てきた。全年齢のコンソール版や、男性人型ネコたちが登場する『ネコぱら- Catboys Paradise』も配信中。シリーズ全体の全世界累計販売数は650万本を突破しており、2020年にはTVアニメも放送されていた。
本作『ネコぱら セカイコネクト』は『ネコぱら』シリーズの最新作として、原作者であるさより氏が自ら企画を手がけている。同氏はゲームブランドNEKO WORKsの代表であり、『ネコぱら』シリーズの企画/原画などを担当してきたクリエイターだ。
本作では、長年に笑って愛されてきた原作のシリーズの登場ネコたちに加えて、世界中のネコたちが登場。校風の異なる5つの学校のメインネコとして、桜ヶ丘ネコ学園のゆずは、金花猫科学院のマルメロ、ゲルトルードネコ学院のサブレとカヌレ、バステトネコ大学院のパルミラ、Nekos Youth Academyのドーナツが紹介されている。また演出面では、Live2Dを用いたアニメーションが採用。今後登場予定とされている新たな猫たちも含めて、ハートフルなネココメディが繰り広げられるそうだ。制作体制としては、NEKO WORKsが監修・制作、グッドスマイルカンパニーが制作・配信となっている。
また本作の発表にあわせて、『ネコぱらいてん!』は制作中止が発表された。同作はYostarが配信・開発を手がけるとされていた、『ネコぱら』シリーズのスマートフォン向けタイトルだ。プレスリリース内のYostarの代表取締役社長李衡達氏のコメントによると、同社は『ネコぱらいてん!』の開発に全力で取り組んでいたが、理想の形へ落とし込むことはできなかったとのこと。さまざまな形を模索した結果、信頼のおけるグッドスマイルカンパニーと共に、理想的な形でユーザーへ届けたいと判断。今回制作中止の告知となったようだ。なお『ネコぱらいてん!』に登場予定だったネコたちは、本作『ネコぱら セカイコネクト』に継承。本作でYostarは宣伝協力として、国内外でのプロモーションなどを中心に携わるそうだ。
『ネコぱら セカイコネクト』は、PC(Steam)/iOS/Android向けの全年齢タイトルとして、2026年春リリース予定。公式X(旧Twitter)アカウントが公開中となっている。
また本作は、12月29日より開催予定のコミックマーケット105に出展予定。NEKO WORKsおよびグッドスマイルカンパニーブースでは新ネコの等身大パネルの展示や、特製クリアファイルの配布が実施予定。グッドスマイルカンパニーブースでは、『ネコぱら セカイコネクト』『KANADE』が片面ずつ印刷されたA4クリアファイルも配布予定とされている。