女魔王村焼き侵攻ゲーム『ムラヤキヴィラン』12月5日発売へ。「人間との和解」や逆転なし、“悪くて強い女になりたい人”向けSLG
わくわくゲームズは11月5日、『ムラヤキヴィラン』を12月5日に発売すると告知。トレイラーもあわせて公開されている。本作は女魔王として、フライパンで村を焼くSLGだ。

わくわくゲームズは11月5日、『ムラヤキヴィラン』を12月5日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込1200円。発表にあわせて、新しい動画も公開されている。
『ムラヤキヴィラン』は、女魔王が魔法のフライパンによる村焼きで人間の領土を侵略していく、女性向け魔王軍育成SLGである。本作の世界では、魔界歴20XX年に勇者によって魔王が打倒された。勇者は魔王だけでなく子孫も含めて根絶やしに、世界に平和が訪れた。しかし魔王城の地下には、継承権があまりに遠いため、自分で魔王を倒して次の魔王になろうとしたものの、返り討ちにあった魔王の娘3000番目の娘イラが封印された状態で存在していた。本作では、罰として100年間封印されていた魔王の娘イラが、新たな魔王として人間の領土へ侵攻。魔王軍予備666隊所属の落ちこぼれ魔物4人と共に、魔王軍と魔王城の再興を目指す。女魔王によるダークな世界征服が繰り広げられる。


封印されていたイラは復活を遂げたものの、100年の封印から目覚めたばかりで魔力は不完全。勇者によって、魔王軍も壊滅状態にある。そこで主人公の魔王の娘は、「魔王の杯」の魔王の魔力が尽きるまでの1年位内に、人間の村を焼きまくり、魔王軍を復興させて勇者を倒すこととなる。具体的には、平日となる魔王軍パートでは、魔物の数を増やす増員や、魔王軍を鍛える訓練、略奪による資金調達などによって、戦力を増強していく。さらに村焼きでは、魔法のフライパンを使って、人間の村を燃やす。同パートではフライパンを左右に揺すると、村の住人が焼けていく。同パートでは魔力や火力、村が窮地に陥ると抵抗が激しくなるといった要素が存在している。本作では魔王軍による村への侵攻が、魔法のフライパンによる村焼きという形式で表現されているのだろう。
また休日には、左遷されていた4人の部下と交流できる。攻略対象としては、真面目なインキュバスのクラリティ、生意気だけど臆病なヴィヴィアン、可愛いもの好きニンフのメメル、めんどくさがりなワーウルフのソロ、4人の男性魔物が登場。4人の配下の魔物は、村焼きや交流を重ねて忠誠心を上げていくと、側室の契約を結んで地下魔界でのデートが可能になるそうだ。

本作は、ゲーム開発者のアレン氏が手がけている。過去作としては、『私こそが学園の女王様』『悪役令嬢だから男はみんなあたしの言いなり』『即席魔王軍』など、多数の作品をフリーゲームとして公開してきた。本作『ムラヤキヴィラン』については、2023年にSteamのストアページが公開。長く開発が続けられてきたが、ついにリリース日が決定となったようだ。
なお本作はいわゆる女攻めの作品として、逆転なし、主人公の照れなし、人間との和解なしなど、5つのナシが掲げられている。悪くて強い女になりたい人のための女攻め魔王軍育成SLGとして、女攻めを徹底した内容になっているのだろう。


