「モンスター育成+ライフシム」融合ゲーム『Monsterpatch』めちゃくちゃ注目される。『ポケモン』風モンスター収集冒険に、街づくりクラフト要素をミックス

Sean Young氏は3月26日、モンスター収集RPG『Monsterpatch』のクラウドファンディングを開始。1日で目標額の5倍以上の支援額をさっそく達成する大注目のスタートを切っている。

個人ゲーム開発者のSean Young氏は3月26日、モンスター収集RPG『Monsterpatch』のクラウドファンディングを開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。開始後24時間で、目標金額の5倍以上の支援を受けるほど注目を集めている。

『Monsterpatch』は、レトロなグラフィックで描かれる街作り×モンスター収集RPGだ。舞台となるのはMoNと呼ばれる魔法の生き物が生息する浮遊大陸。魔法使いであるプレイヤーは、浮遊大陸を冒険する中で捕獲、採集、クラフトなどさまざまな魔法を習得。捕獲したモンスターを率いて、9つの都市を統治する大魔法使いに勝利していくことが目的となる。

プレイヤーは、冒険の初めに6体のMoNから2体を選択し、捕獲(Catch)魔法により新たなMoNを仲間に加えていく。戦闘は4体のMoNによるパーティーを編成し、4対4のターン制コマンドが繰り広げられる。戦いにより成長したMoNは進化してユニークな能力を獲得。また、それぞれのMoNのステータス、行動、所持アイテムをカスタマイズ可能で、さまざまな戦略が可能だという。

本作では、伐採(Chop)や採掘(Mine)や採集(Harvest)といった魔法も登場し、フィールド上のオブジェクトから資源を収集可能。集めた資源を消費して建築(Craft)魔法で、自由に街を作っていく。街では作物を植えたり収穫したりといった農業ができるほか、設計図があれば建築物が建てることもでき、ゲーム内のすべてのオブジェクトを自由に配置して無限のカスタマイズが可能だという。作った街にはNPCが引っ越してきたり、捕まえたMoNがくつろいだりする要素もあるようだ。

また本作は、登場するMoNやストーリーが異なる、2つのバージョンが収録されることも特徴。プレイ開始時にSkyfarerバージョンとAuroraバージョンのいずれかを選択して冒険を進めることとなる。それぞれのバージョンでは限定のMoN、アイテム、街の装飾品が登場しつつ、セーブファイル間でトレードが可能なため、どちらのバージョンも収集要素を100%コンプリートすることができるそうだ。異なるセーブのキャラクターを利用して、過去のボスと戦える独自のメカニクスもあるとのこと。なお、オンライン対戦といったマルチプレイ機能は現時点では計画されてないことが伝えられている。

そんな本作は、3月26日よりKickstarterにてクラウドファンディングが開始され、わずか16分でファンディングゴールとなる1万5000ドル(約225万円)を達成。約1日経過した本稿執筆時点では、6倍の約9万ドル(約1350万円)もの支援を集めている。開発者であるSean Young氏は驚きと感謝を伝えつつ、予想外の盛り上がりに対して急遽ストレッチゴールを用意。いくつかのストレッチゴールを達成したことで、登場するMoNは当初計画の2倍となる216種類になることも決定している。

本作の開発を手がけるSean Young氏は個人ゲーム開発者だ。SmashGamesというインディーゲームスタジオを設立し、これまでに町再建RPG『Littlewood』(関連記事)や、幼稚園ループアドベンチャー『Kindergarten』といった6つのゲームをSteamにリリース。そのほとんどが数千件のレビューを集め、「非常に好評」以上の評価を獲得するという、ヒット作を生み出してきた人物である。2023年には同氏により、『ポケモン』風のゲームを開発中であることが明かされており注目を集めていた。今回のクラウドファンディングは、発表から約2年間待ちわびたユーザーの期待が形になってあらわれた結果と言えそうだ。

『Monsterpatch』は、PC(Steam)向けに2025年内にリリース予定だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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