『モンスターハンターワイルズ』では、男性用・女性用問わず防具を自由に装備できる。新たな“グループスキル”や、武器が攻撃系スキルをもつ新仕様など新情報いろいろ判明


カプコンは、ドイツにて8月21日から開催されているゲームイベント「gamescom 2024」に『モンスターハンターワイルズ』のデモ版を出展している。また同イベントでは公式生放送によるゲームの紹介もおこなわれており、本作のさまざまな新情報が明かされている。

本作は、『モンスターハンター』シリーズ最新作だ。PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年に発売が予定されている。本作にてプレイヤーは、リードハンターとして「禁足地」なる荒野の探険に繰り出すことになる。フィールドでは気候が移り変わり、変化を繰り返すという。またさまざまな生物が生態系を形作っており、従来シリーズのような小型モンスターの群れだけでなく、大型モンスターも群れをなすそうだ。


gamescom 2024では「Developer Livestream Day 1」として、プロデューサーの辻本良三氏、アートディレクター兼エグゼクティブ・ディレクターの藤岡要氏、ディレクター徳田優也氏らが登壇。徳田氏が自らプレイしつつ、本作のゲームプレイが紹介された。このなかでは注目の新要素として、防具を“男性用・女性用”問わず装備できるようになっていることが明かされた。従来どおり男性型・女性型のスタイルにあわせて2種類の防具が用意されるようだが、ハンターのタイプに関わらずどちらの防具も装備できるという。

このほか番組の後半では、本作の防具スキルなどに関する情報も紹介。まず本作では従来の作品におけるシリーズスキルが変化し、“特定のグループ”に応じて発動するスキルが用意されているそうだ。たとえば、獣竜種の防具を揃えて発動させるスキルなどがあるという。シリーズスキルよりも幅広い防具の組み合わせでスキルを発動できる仕組みとなりそうだ。

また徳田氏によると、本作では特定の攻撃的なスキルが武器の方に付与されているという。これにより、防具でスキルビルドを組む従来の仕組みを維持しつつ、ふたつの武器を切り替える新システムでもあまりスキルビルドに苦労しないようになっているとのこと。武器にもスキルが付与されていることで、近接武器と遠距離武器の双方を効果的に運用できるようなスキルビルドも組めるのだろう。

このほか徳田氏によれば、狩猟笛やライトボウガンなど、従来シリーズ作品ではサポート寄りのイメージもある武器種でも高いダメージを与えられるように調整したという。また放送ではシームレスにクエストが開始・終了される様子など、新仕様に関する情報が多岐にわたって紹介されている。興味のある人はチェックしておくといいだろう。


そのほかgamescom 2024の開催に際しては、メディア向けのハンズオンプレビューも実施(弊誌試遊プレイ記事)。たとえば、本作ではモンスターに傷をつけ、さらに集中攻撃をおこなって傷口を破壊することで大ダメージを与えてひるませることが可能。そして傷口破壊の際にはモンスターの素材を入手できるといった情報も明らかになっている(VG247)。公式Xアカウントも含めゲームプレイに関するさまざまな新情報が明かされており、今後の続報にも注目したい。

モンスターハンターワイルズ』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年に発売予定。