カプコンより2025年に発売予定の『モンスターハンターワイルズ』。本作については、最新映像や公式サイトの更新がおこなわれ、各種情報が公開されている。そのなかでも特に「こんがり肉」の仕様の変更がユーザーの注目を集めているようだ。
本作は、『モンスターハンター』シリーズ最新作だ。PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年に発売が予定されている。本作にてプレイヤーは、リードハンターとして「禁足地」なる荒野の探険に繰り出すことになる。フィールドでは気候が移り変わり、変化を繰り返すという。またさまざまな生物が生態系を形作っており、従来シリーズのような小型モンスターの群れだけでなく、大型モンスターも群れをなすという。
本作についてはたびたび新情報が公開されている。たとえばクエストはシームレス化し、目標達成後にフィールドの探索に移行できることが明かされている（関連記事）。ほかにもヘビィボウガンで「速射」が可能になったり、弓では追尾する矢が撃てるようになったりするなど、新アクションの数々も発表されていた（関連記事1、関連記事2）。
そうした各種新情報のなかでも、特に「こんがり肉」の効果の変更が話題を呼んでいる。こんがり肉とは、モンスターから入手した生肉を、「肉焼きセット」などの道具を用いて調理したアイテムだ。効果としては、基本的にスタミナ上限を最大まで向上させる。また作品によって回復量がまちまちであるものの、スタミナを回復させる効果などもある。
そんな「こんがり肉」は、本作では「携帯焚き火台」で肉焼きをすることで調理が可能。そして新作ではこんがり肉を食べると、スタミナだけではなく“体力の上限が最大まで上昇する”ようになり、スタミナとともに回復する効果がつくようになるという。
体力とスタミナが回復し、最大上限まであがるという効果をもつアイテムとしては、以前のシリーズ作品では「いにしえの秘薬」というものがあった。そのため『モンスターハンターワイルズ』で同様の効果をもつこんがり肉は、もっぱら“いにしえの秘薬化”したとユーザー間で話題となっているようだ。
『モンスターハンター』シリーズにおける肉焼きは、焼き上がりの「上手に焼けましたー」というセリフや、調理中の音楽などが特徴的であり、同シリーズを象徴するアイテムともいえるだろう。しかしながら従来シリーズ作品でのゲームプレイにおいては、調理に手間がかかるほか、食べるのに時間がかかるといったデメリットもあった。いにしえの秘薬を含めスタミナ上限を上昇させるアイテムもさまざまあり、そのまま利用される機会は少なかっただろう。そうした事情もあってか、新作では従来シリーズのいにしえの秘薬と同等の強力な効果に変更されるに至ったのかもしれない。
『モンスターハンターワイルズ』では、先述のようにクエスト後もそのまま探索が続けられるようになったりするなど、一部過去作とは異なる仕様であることが明かされている。「こんがり肉」についても、そうした仕様変更の一環なのだろう。なお本作公式Xアカウントなどではたびたび新情報が公開されている。今回発表されたこんがり肉以外にも、過去作とは異なった仕様となるシステムやアイテムなども登場するかもしれない。続報にも期待したいところだ。
『モンスターハンターワイルズ』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年に発売予定。
