“食パンカモノハシ”が跳び回る無料ゲーム『Moldbreaker: Rise of the Loaf』、ジャンプアクションが本格的とじわじわ話題に。ワッフルを乗り継いで、カビだらけの食パンと戦う

SillyBusinessは1月22日、3Dアクションゲーム『Moldbreaker: Rise of the Loaf』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は無料だ。本作はパンの世界を舞台としたアクション・プラットフォーマーだ。

SillyBusinessは1月22日、3Dアクションゲーム『Moldbreaker: Rise of the Loaf』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は無料だ。

『Moldbreaker: Rise of the Loaf』はパンの世界を舞台としたアクション・プラットフォーマーだ。本作の舞台となるパンの国では、不吉なカビが蔓延し、すべてのパンが食いつくされようとしていた。プレイヤーは、食パンの体にワッフルのしっぽを生やしたカモノハシ、ブレッドリー(Bradley)として、カビが蔓延した元凶となる、甘美なパンの森へ冒険に出る。

本作でプレイヤーは、3Dのアクション・プラットフォーマーとして、パンで出来たステージを自由に冒険することとなる。ステージ上にはカビの地帯が存在。ダメージを受けると、ブレッドリーの体が少しずつカビに侵される。体力がなくなり、全身がカビだらけになるとゲームオーバーだ。ワッフルやウエハースで出来た足場を飛び、カビをよけながらゴールを目指すのだ。

ステージにはカビに侵された食パンが歩き回っており、ブレッドリーを見つけると襲い掛かってくる。そういった場合はしっぽのワッフルを振り回し、食パンにダメージを与える。食パンの攻撃をよけつつ、的確にダメージを与えることで撃退するのだ。また、ステージに点在する「力の酵母」を入手することで、二段ジャンプをはじめとした新しいスキルを入手することができる。力の酵母を見つけ、ブラッドリーを強化することで、カビとの戦いや、ステージ攻略に役立てることができる。

『Moldbreaker: Rise of the Loaf』を手がけたのはオランダにあるロッテルダム応用科学大学に所属する19人の学生チームによるスタジオ、Silly Businessだ。本作は学士プログラムの一環として、12週間かけて作られたゲーム作品。スタジオの公式Xなど、各所SNSでは、本作が当初『Life is Moldy』という名前で作られていた話や、本作のコンセプトアートを見ることができる。本作は学生チームたちの初めてのゲーム作品として、1月22日に無料にてリリースされた恰好だ。

本作のSteamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約60件中98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。まだレビュー数は控えめながら、高い好評率を得ている。レビューでは、パンの世界を舞台にしているコンセプトや、パンとカモノハシをミックスしたブレッドリーのデザインなどが秀逸だとして好評が寄せられている。また、短いながらやりごたえのあるゲーム体験であることや、オリジナルで作られたサウンドトラックも本作の魅力。無料ながら本格的なアクション・プラットフォーマーを楽しめる点が高評価の所以となっている。

『Moldbreaker: Rise of the Loaf』は、PC(Steam)にて、無料で配信中だ。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

記事本文: 212