地下バンカーミサイル防衛ゲーム『Missile Command Delta』発表。戦略パートでミサイルを迎撃しつつ“休憩時間”でバンカー内を謎解き散歩、Atariの名作が大胆リメイク

Atariは3月18日、13AM GamesとMighty Yellが共同開発する『Missile Command Delta』を発表した。本作はAtariのシューティングゲーム『Missile Command』をもととした作品だ。

Atariは3月18日、13AM GamesとMighty Yellが共同開発するミサイル防衛シミュレーションゲーム『Missile Command Delta』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5で、配信時期は未定。

本作は、Atariの往年の名作シューティングゲーム『Missile Command』をもとにアレンジした作品だ。ミサイル防衛パートにターン制のゲームシステムが採用され、さらに地下バンカーを舞台にした謎解き要素も導入されている。

『Missile Command Delta』では、敵勢力からのミサイルの波状攻撃に対し、プレイヤーは迎撃ミサイルを発射して基地の防衛を目指す。本作においては、ヘックスタイル上で展開されるターン制のゲームプレイとなり、プレイヤー側にはさまざまな性能のミサイルが用意。敵ミサイルの軌道などにあわせて、コストを消費してミサイルを配備し、上手く爆風に巻き込んで無力化していくかたちになるようだ。シールドを展開することもできる模様である。

こうしたミサイル防衛パートは、ミサイル基地の地下バンカー内にある設備を使っておこなう世界観になっており、ミサイル飛来を伝える警報が鳴り響いたらその設備に向かわなければならない。一方で合間の時間は、一人称視点でバンカー内を自由に探索できる模様。作戦室や倉庫など複数の部屋があり、そこに謎解き要素が用意される。

公開されたトレイラーでは、プロジェクターや地図を使って特定の数列を割り出したり、配電盤のような設備でパズルに挑戦したりといった様子が確認できる。バンカー内には鍵がかかった部屋があり、そこにアクセスしたり、隠された謎を明らかにしたりすることで、基地の武装を強化できるという。つまり謎解きをこなすことで、ミサイル防衛パートが有利になるということだろう。ただし、次にミサイル警報が鳴るまでの時間は限られており、その間に謎を解くことが求められる。

本作を共同開発する13AM Gamesは、アクションゲーム『Runbow』や『Double Cross』『Dawn of the Monsters』などで知られ、一方のMighty Yellはアドベンチャーゲーム『The Big Con』などを手がけたデベロッパーだ。近年Atariは、こうした実力あるインディースタジオを起用し、自社IPを新解釈した作品を数多く展開している。

『Missile Command Delta』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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