“レース可”ミニレーシングカーショップ経営シム『Mini Racer Car Shop Simulator』デモ版配信開始。ときどき“愛車”でレースしつつ、パーツや独自チューニングカーを販売

パブリッシャーのPlayWay S.A.は3月21日、ミニレーシングカー(ミニカー)ショップ経営シミュレーション『Mini Racer Car Shop Simulator』のゲーム序盤が遊べる無料デモ版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、製品版リリースは2025年内を予定している。日本語表示にも対応。
『Mini Racer Car Shop Simulator』はミニカーショップを経営するシミュレーションゲームだ。お客さんに信頼されるミニカーショップを目指して、お店の事業拡大を進めていく。店舗では在庫管理を適切におこなう必要があり、仕入れたカーパックやスペアパーツパックを商品棚に並べるのもプレイヤーの仕事だ。お客さんが来たらレジ打ちなどもこなさなくてはならない。

商品となるカーパックは自分で開封することもでき、組み立てたミニカーを展示してお客さんに売るのも良いビジネスとなる。開封したミニカーにはカスタマイズを施すことができるため、加速やハンドリングなどの複数のパラメーターを調整しながらパーツを取り付けていく。スペアパーツには単品のパックがあるほか、カーパックからランダムで出るボーナスパーツもあり、ガチャのような要素も楽しめる。
さらには、お店のテラスにレーストラックを組み上げることで、作ったミニカーを実際に走らせることもできるのだ。カスタマイズをしたお気に入りのミニカーを使って、走行タイムを計測。素晴らしいタイムが出れば、その分商品としての価値も上昇することになる。“ショップお墨付き”のミニカーをお客さんに買ってもらおう。ほかにも、タイムや順位を競うレースイベントが定期的に開催され、そこで優秀な成績を収めれば賞金やレアな限定パーツが手に入るようだ。

本作のデモ版では、チュートリアルストーリーのチャプター3までを体験することができる。本作はショップの経営に留まらず、ミニカーのカスタマイズや試走など、商品を使ったアクティビティが実際に楽しめるという点が特徴的だ。経営シミュレーションに改めて無限の可能性を感じた。ただ、本デモ版で遊べるのはお店での試走までで、レースイベントについてはまだ体験できない模様。ミニカーやスペアパーツなどの商品の数も控えめであり、これらは製品版で追加されるものと思われる。
本作の開発を手がけるBewolba Studiosは、これまでもシミュレーションゲームに注力してきたスタジオだ。過去には自分だけの水槽(アクアスケープ)を作る『Aquascapers』や水耕栽培をして販売する『Hydroponics Farm & Store Simulator』をリリース。いずれも高評価を獲得しており、そんなシミュレーションゲームの開発を持ち味としているスタジオから、新たにミニカーショップ経営シミュレーションゲームがリリースされるかたちだ。
なお経営シミュレーションゲームは昨今多数の話題作が登場しているゲームジャンルといえる。2024年には、スーパーマーケットを経営する『Supermarket Simulator』や、カードショップ経営をおこなう『TCG Card Shop Simulator』などが登場し、それぞれ高い評価を獲得していた。本作はまだデモ版がリリースされたばかりであり、ユーザーのレビューも少ないものの、「ミニカーショップ経営」という独特なテーマでどのように評価されていくのか注目していきたい。
『Mini Racer Car Shop Simulator』は2025年内、PC(Steam)向けにリリース予定。現在本作の序盤を体験できる無料デモ版が配信中だ。