『マインクラフト』最新スナップショットで「スポーンエッグ」のデザインがまさかの“全種類”変更。見分けがグッと楽に

Mojang Studiosは2月20日、『マインクラフト』の最新情報を紹介する月例ニュース動画「Minecraft Monthly」を配信した。スポーンエッグの見た目の刷新や、動物モブの新たなバリエーションが発表され、スナップショットにて実装されている。

Mojang Studiosは2月20日、『マインクラフト』の最新情報を紹介する月例ニュース動画「Minecraft Monthly」を配信した。動画内では、これまでスナップショットに含まれてきた変更点のまとめに加えて、Java版およびBedrock版に順次追加される新要素がお披露目。スポーンエッグの見た目の刷新や、動物モブの新たなバリエーションが発表された。

『マインクラフト』は、Mojang Studiosが手がけるサンドボックスゲームだ。本作の世界はさまざまな種類の3Dブロックで構築されており、破壊と創造を繰り返してプレイヤーが思い通りに冒険や建築を繰り広げていく。対象機種に応じて2つのエディションが展開されており、PC向けのJava版と、コンソールやスマートフォンでもプレイ可能なBedrock版が存在する。

「スナップショット」と呼ばれるバージョンでは、これからJava版に実装予定の新要素を一足先に体験することができる。なお、Bedrock版には「プレビュー」というバージョンが用意されている。

*日本語字幕版は後日遅れて公開されるとみられる


今回の目玉要素は、スポーンエッグの見た目の変化だ。スポーンエッグとは、種類ごとに対応するモブを出現させられるアイテムだ。これまで、全てのスポーンエッグの柄は共通で、色だけが異なるテクスチャだったため、プレイヤーはしばしば目的のスポーンエッグを探しづらい事態に陥っていた。さらに、スポーンエッグの並び順は英語名で整列されているため、特に英語以外の言語で遊ぶプレイヤーにとっては、名前で探すことも困難であった。

今回の変更によって、スポーンエッグはそれぞれのモブの外見的な特徴を持った見た目のテクスチャへと一新された。たとえば、ニワトリならくちばしが生えており、村人ならアイコニックな大きな鼻がついている。いまいちピンとこないモブのものもいくつか存在するが、これまでよりは明らかに探しやすい。特にクリエイティブモードで遊ぶことの多いプレイヤーには嬉しい変更となりそうだ。

このほか、オオカミの鳴き声に新しく6つのバリエーションが追加された。オオカミがスポーンする際、バイオームによる見た目とは関係なく、7種類の鳴き声からランダムなものが付与されるようになった。『マインクラフト』においてオオカミは、手懐けると付いてきてくれたり、装備を着せて一緒に戦ってくれたりと、プレイヤーのまさに“相棒”的なポジション。より一層、自分のペットに愛着が湧くアップデートだろう。

Mojang Studiosは最近、既存のモブのバリエーション追加に力を入れている。昨年9月、ユーザー投票によって新たな追加モブを決めるイベントを廃止した一方で(関連記事)、ニワトリ・ブタ・ウシなどについて、スポーンするバイオームに応じて見た目が変化するような仕様を積極的に取り入れてきた。モブの追加・変更は『マインクラフト』のアップデートの中でも特に注目が集まる要素であり、今後のアップデートでもバリエーション増加や仕様変更が期待される。

なお、ヒツジの色のバリエーションについても修正が入っている。前回のアップデートにて、バイオームごとに羊毛の色の出やすさが設定されたが、その変更を部分的に取り下げた形だ。青や赤などの鮮やかな色は、自然にはスポーンされないようになった。その他、バグ修正等を含む細かい仕様変更については、Java版パッチノート(英語)およびBedrock版パッチノート(英語)を参照されたい。

今回紹介された新要素を含む『マインクラフト』スナップショット25w08aはPC(Java版)向けに配信中だ。Bedrock版はプレビューから利用可能。

【UPDATE 2025/2/20 9:27】
ヒツジの色についての説明を修正

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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