オープンワールドレースゲーム『Forza Horizon 4』、12月15日に配信終了へ。発売から約6年、ライセンス切れにより新規購入は打ち切りへ


マイクロソフトは6月25日、『Forza Horizon 4』を現地時間12月15日に配信終了することを発表した。同日以降、ゲーム本編のダウンロード版および追加コンテンツの新規購入ができなくなる見込み。ただしすでに本編および追加コンテンツを所有しているユーザーは、従来どおりプレイできる状態が維持されるそうだ。

本作は、オープンワールドレーシングゲームだ。舞台となるのはイギリスをモチーフにした、時間・天候・季節の変化も表現される広大な世界。このなかを自由にドライブしながら、ロードレースからオフロードレースまでさまざまなカテゴリのレースイベントを探してこなしていくのだ。登場車両としては、100社以上の実在メーカーからライセンスを受けた600台以上が収録されている。


『Forza Horizon 4』は、PC(Microsoft Store)およびXbox One向けに2018年10月に発売され、2021年3月にはPC(Steam)向けにもリリースされた。数々の賞を受賞するなど非常に高い評価を獲得。その後、継続的なアップデートやDLC配信が続けられてきた。

今回、ライセンスおよび提携企業との契約に基づき、本作は現地時間12月15日に配信終了となることが発表された。同日以降、ゲーム本編のダウンロード版および追加コンテンツの新規購入ができなくなるという。Xbox Game Pass向けの提供も終了となるそうだ。一方ディスク版では引き続き新規ユーザーもプレイ可能なほか、すでに本編および追加コンテンツを所有しているユーザーは、従来どおりプレイできる状態が維持されるとのこと。オフラインでのプレイのほか、オンラインやマルチプレイ機能も提供が継続されるそうだ。

配信終了に際して、現地時間7月25日から8月22日にかけて開催されるシーズン77が本作の最終シーズンとなる見込みだ。8月22日以降はFestivalプレイリストも提供終了となり、履歴の閲覧しかできなくなる見込み。プレイリストに関する実績も同日以降は達成できなくなることが案内されている。一方でプレイリスト報酬となっていたすべての車両はバックステージパスに追加されるそうだ。バックステージパスはForzathonポイントと交換が可能で、同ポイントの獲得手段はデイリーおよびウィークリーチャレンジ、Forzathon Liveとなる。


発売から約6年を経て配信終了となる『Forza Horizon 4』。なおSteamDBを見ると、Steam版だけでも連日ピーク時には同時接続プレイヤー数が約7000人を記録。根強い人気を博す作品ながら、実在の車両を扱っていることもあり、ライセンス切れなどを理由に配信終了となるかたちだ。シリーズ新作として『Forza Horizon 5』が発売され、そちらでもシーズン展開がおこなわれていることもあり、新作に注力する方針もあるのだろう。

なおSteam版は日本時間6月28日午前2時まで定価の80%オフとなる1490円でセール中。デラックス版およびアルティメット版も80%オフでセール販売されている。またMicrosoft Storeでも現地時間7月14日からセールが実施されるとのことだ。12月15日以降もオンライン要素を含めプレイは可能とのことなので、興味のある方は今のうちに入手しておくのもいいだろう。

『Forza Horizon 4』は、PC(Microsoft Store/Steam)およびXbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。本編ダウンロード版および追加コンテンツは、現地時間12月15日に配信終了となる予定。