メタスコアによる「2024年ゲーム会社ランキング」発表。1位と2位は日本企業、各社わずかな差で並ぶ群雄割拠

レビュー集積サイトMetacriticは、2024年のゲームパブリッシャーランキングを発表。日本企業がワンツーフィニッシュとなったが、各社が僅差で続く競り合いを見せている。

レビュー集積サイトMetacriticは現地時間3月5日、2024年のゲームパブリッシャーランキングを発表した。このランキングは、2024年においてどのゲーム会社がどれだけ優れたゲームを世に送り出したかを示す、格付けのような指標だ。2024年については、1位にセガが輝いた。

Metacriticでは、世界中のメディアレビューを作品ごとに集積している。それぞれの評価とメディアの影響力を鑑みて、メタスコアと呼ばれる数値を100点満点で算出。ユーザーからのレビューも受け付けており、こちらは10点満点のスコアで算出される。このうちメタスコアはあらゆるゲームの持ち味を評価できる指標かどうかを疑問視する声も見られる傍らで(関連記事)、業界で一定の権威も獲得しており、“ゲームの出来”を示す点数として用いられることもある。

2024年にリリースされたゲームの、メタスコア上位9作品

今回Metacriticは、「Metacritic’s 15th Annual Game Publisher Rankings」として、15回目となるゲームパブリッシャーランキングを公開した。順位付けをするにあたっては、以下の4つの要素で計算しているという。

・2024年にパブリッシャーからリリースされたすべてのゲームタイトルの平均メタスコアの1.5倍(150点満点)
・評価対象のうち、少なくともメタスコア75以上を獲得したゲームタイトルの割合(100点満点)
・評価対象のうち、メタスコア49以下を獲得したゲームタイトルの割合(100点満点)
 *この項目については、割合が低いほど高得点となる。たとえば49点以下のゲームが20%だった場合、点数は80点となる。
・最低7件のレビューを獲得したうえで、メタスコア90以上を獲得したゲームタイトル数(1本ごとに5点獲得)

そして今回ランクインした37社のうち、1位に輝いたのはセガ。セガは2023年には9位と後塵を拝しており、2024年では大きく躍進した格好だ。2024年において1位タイのメタスコア94を記録した『メタファー:リファンタジオ』をはじめ、『龍が如く8』『真・女神転生Ⅴ Vengeance』などが軒並み高評価だったことが高得点の要因だったようだ。なおMetacriticの集計では、2024年にリリースされた12タイトルのうち、86%がメタスコア75以上を獲得。平均メタスコアは82.9となっている。

『メタファー:リファンタジオ』

2位には、2023年に1位となったカプコンが続いている。9タイトルのリリースと数はやや控えめながら、そのすべてがメタスコア75以上という、安定した評価が特徴的だ。『ドラゴンズドグマ 2』『デッドライジング デラックスリマスター』『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』などが特に高いメタスコアを記録している。平均メタスコアは82.1となっている。

このように国内ゲームパブリッシャーがワンツーフィニッシュを決めた2024年のパブリッシャーランキング。上位にはソニー・インタラクティブエンタテインメントやスクウェア・エニックスの名前も見られるものの、『スナフキン:ムーミン谷のメロディ』を送りだしたRaw Furyや、『Warhammer 40,000: Space Marine 2』をリリースしたFocus Entertainmentなどをはじめとした、海外パブリッシャーの名も多く見られる。いずれの会社もポイント差は非常に小さく、「群雄割拠」といった様相だ。

なおランキングページ(英語)では、ランクインした全37パブリッシャーについて、Metacriticによる評価がひとこと添えられつつ紹介されている。なかには知らなかったパブリッシャーや、見逃していた作品などもあるかもしれない。気になった人は見てみるといいだろう。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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