Meta社、傘下のゲームスタジオ3社をまとめて閉鎖へ。VR/メタバース部門の「1000人以上」大規模スリム化施策の一環として

Metaは1月14日、同社傘下にあるArmature Studio、Sanzaru Games、Twisted Pixelの閉鎖を発表。ウェアラブルデバイス開発への投資シフトの一環としており、Reality Labsでも1000人単位でのレイオフが実施されるようだ。

Metaは1月14日、同社傘下にあるArmature Studio、Sanzaru Games、Twisted Pixelの閉鎖を発表した。

Meta社はソーシャルネットワークサービス「Facebook」や「Instagram」の開発元で知られるテクノロジー企業だ。VRヘッドセットなども手がけており、メタバース部門Reality Labsを通じ、「Meta Quest」シリーズをリリースしている。また「Horizon Worlds」としてメタバース空間で遊べるプラットフォームなども提供されている。

今回、MetaはReality Labsの規模縮小を意図したレイオフを実施するという。Bloombergが報じるところでは、社内向けメモとしてReality Labsの全社員の約10%の人員を削減すると伝えられたとのことで、1000人以上のレイオフが実施される見込み。これにあわせ、傘下ゲームスタジオであるArmature Studio、Sanzaru Games、Twisted Pixelの閉鎖が明らかになった。

Armature StudioはVR版『バイオハザード4』の移植を担当したスタジオ。以前には『ベヨネッタ&ヴァンキッシュ』の移植作業の一部を担当するなど、実績のあるスタジオだ。またSanzaru GamesはVRアクションRPG『Asgard’s Wrath』を手がけたスタジオで、2023年には同シリーズ新作『Asgard’s Wrath 2』をリリースし、高い評価を獲得していた。

『Asgard’s Wrath 2』

そしてTwisted Pixelはかつて『LocoCycle』や『Ms. Splosion Man』などの高評価アクションゲームを手がけたスタジオだ。Meta傘下に加わってからは、『Marvel’s Deadpool VR』などのVRタイトルも手がけていた。

なおMetaによれば、今回の人員削減およびスタジオ閉鎖は、ウェアラブルデバイス開発へ投資をシフトする取り組みの一環とのこと。VR事業については、関連組織の効率化を図り、より持続可能な組織への再編を目指しているようだ。

Reality Labsについては、以前より苦戦している旨が伝えられており、2020年から2024年にかけて約500億ドル(約8兆円・現在のレート)の損失を計上したことが明かされていた(Yahoo!ファイナンス)。またMeta社でも、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が2025年1月に“期待に応えられなかった人員”の解雇を予告(Windows Central)。実際に2月にはその宣言通りに人員削減が実施されていた(Fortune)。

Reality Labsが大幅な赤字を計上している部門であったことに加え、Meta社では現在業績が好調と思われるウェアラブルデバイス方面への注力をおこなう方針もあるようだ。今回Armature Studio、Sanzaru Games、Twisted Pixelの突如の閉鎖も、そうした施策の一環として実施されたものとみられる。なお各スタジオからの公式の声明はまだ発表されていないものの、実績ある各スタジオの動向は注目される。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 1723