大人気ボカロ曲をファンメイド“ゲーム化”『メズマライザーがゲームだったら』PC向けに完成、無料配布中。『UNDERTALE』風バトルにて、洗脳された初音ミクに挑む


デベロッパーのAtena氏とナナシ321氏は9月15日、ターン制リズムゲーム『メズマライザーがゲームだったら』を完成したことを発表した。対応プラットフォームはPCで、itch.ioにて無料配布中。本作は作詞・作曲家のサツキ氏により4月27日に発表された楽曲「メズマライザー」を題材としたファンメイドゲームとなっている。

『メズマライザーがゲームだったら』は、ターン制リズムゲームだ。本作においてプレイヤーは重音テトを操作、ステージの奥で待ち構える初音ミクを相手にターン制リズムゲームを挑むこととなる。プレイヤーは催眠・洗脳された初音ミクを相手に、さまざまな敵の攻撃を避けながら、初音ミクを正気に戻すことを目的とする。


itch.ioの公式ページによると、本作は『UNDERTALE』のようなゲームシステム(UNDERTALE-like battle system)を採用しており、プレイヤーはターン毎に行動をおこなう。行動は攻撃のほかにも「回復」や「攻撃力アップ」などのステータス向上なども存在。またステージ前の売店に存在する“もう一人”の重音テトからは能力アップのアイテムを購入することも可能。新たな攻撃やステータス向上などの物資を手に入れることで、戦闘を有利に進めることが出来るだろう。

『メズマライザーがゲームだったら』は、作詞・作曲家のサツキ氏によって発表された楽曲「メズマライザー」を題材としたファンメイドゲームとなっている。Channel氏がイラストを手がけた同楽曲のミュージックビデオは今年の5月にYouTubeにてダブルテンミリオン再生を達成し、本稿執筆時点で約8300万回再生を記録する人気楽曲だ。


題材となった「メズマライザー」のミュージックビデオはポップながらも、不穏な雰囲気が漂っているのが印象的だ。『メズマライザーがゲームだったら』においてもそうした雰囲気を踏襲しており、たとえばミュージックビデオ後半で登場した催眠状態の初音ミクと対峙する要素も存在する。

また本作の楽曲にはAtena氏、Kish氏、Leminade氏が参加。「おちゃめ機能」などの有名楽曲が本作の随所で使用されているため、ボーカロイドを使用した楽曲に造詣が深い人にとっては嬉しい内容となっている。


『メズマライザーがゲームだったら』はitch.ioにて、無料配布中。「メズマライザー」の世界観に登場した重音テトと初音ミクの行く末を見届けてみたい人は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがだろうか。