対戦格闘ゲーム『メルティブラッド:タイプルミナ』売上50万本突破。約2年半で売上伸ばし“運営・開発スタッフの目標”達成

Project LUMINAは6月27日、『メルティブラッド:タイプルミナ』の全世界累計販売本数50万本突破を報告した。約3年の時を経て開発・運営スタッフが目標としていた売上を達成したようだ。

Project LUMINAは6月27日、『メルティブラッド:タイプルミナ(MELTY BLOOD: TYPE LUMINA)』の全世界累計販売本数50万本突破を報告した。本作の売上としては、2021年9月30日の発売当日に15万本を達成。その後約3年の時を経て、50万本を達成したようだ。

『メルティブラッド:タイプルミナ』は、TYPE-MOONによる伝奇ビジュアルノベル『月姫』の世界をベースに展開されてきたフランスパンによる2D対戦格闘『メルティブラッド』シリーズの最新作だ。本作では、2021年8月にリリースされた『月姫』のリメイク作『月姫 -A piece of blue glass moon-』の世界をベースに新たな戦いが展開されてきた。ノエルやヴローヴといった同作で登場した新キャラクターも含めて、『月姫』のキャラクターを中心に22名のプレイアブルキャラクターが登場。ボタン連打でコンボが完走できる仕組みや、ロールバックネットコードを採用した遊びやすいオンライン対戦などとともに、新たな戦いが繰り広げられてきた。ストーリーモードなどでは、奈須きのこ氏が執筆・監修したシナリオが読める点も特徴だろう。


本作は、2021年9月30日にPS4/Xbox One/Nintnedo Switch/PC(Steam)向けに発売された作品だ。リリース直後には、発売当日に累計販売本数15万本を突破。Steam版の同時接続プレイヤー数が1万人を越えるなど、好調な立ち上がりを見せていた。また本作では、その後もアップデートによって、バランス調整やキャラクターの追加などが実施されてきた。追加キャラクターとしては、無料アップデートによって死徒ノエルや蒼崎青子、マーリオゥや完全武装シエルといったキャラクターが登場。『Fate/Grand Order』からマシュ・キリエライトや牛若丸、巌窟王もプレイアブルキャラクターとして参戦している。

大きなバランス調整も何度か実施されており、直近では2024年5月にVer.1.45が配信。同アップデートではミニアップデートと称しつつ、全キャラクターを対象とした調整やシールド関連の一部仕様変更など、ゲーム全体に渡る調整がおこなわれていた。発売から約3年が経過しているが、アップデートが続けられてきたわけだ。なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で7697件中88%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。


全世界累計販売本数50万突破の報告にあわせて、公式サイトなどではTYPE-MOONの奈須きのこ氏および武内崇氏からのメッセージが公開。武内崇氏の記念メッセージによると、50万本は開発・運営スタッフがずっと目標にしてきた数字。発売以来多くの反響を目にして、『メルティブラッド』が新旧さまざまなユーザーに支えてもらえていることを強く実感してきたそうだ。

また本作の売上としては、2021年9月の15万本突破後、2022年3月に全世界累計27万本突破が報告されている。その後、発売から約1年後となる2022年9月時点では累計販売本数33万本、2023年3月時点では40万本、2024年1月までの時点で45万本突破が明かされていた。今回の全世界累計販売本数50万本突破は、2021年9月末の15万本突破から約2年9か月の期間アップデートを重ね、売上を積み上げてきた結果となるのだろう。

なお直近のTYPE-MOON作品では、2024年4月時点で『魔法使いの夜』PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)版の全世界累計出荷本数が20万本。2023年1月時点で『月姫 -A piece of blue glass moon-』の累計出荷本数が30万本を突破している。50万本を突破したことで、今後の展開にも期待したいところだ。

『メルティブラッド:タイプルミナ』は、PS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売中だ。

【UPDATE 2024/6/28 11:28】
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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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