少女を守って魔物が戦うRPG『メグとばけもの』Nintendo Switch向けにDLC発表。魔物たちの過去を描く新たな物語や、少女たちの旅を深掘りする資料も


Odencat株式会社は11月20日、『メグとばけもの』のDLC「ばけものたちの記憶」をNintendo Switch向けに発表した。同DLCでは、魔物たちの過去や設定を深掘りする要素などが用意されているそうだ。なおDLCは、2025年4月24日発売予定のNintendo Switch向けパッケージ版に先行収録予定となっている。

『メグとばけもの』は、少女を泣かせないように魔物が戦う、物語を中心としたコマンドバトルRPGだ。本作のメインキャラクター・ロイは、とても強いほぼ無敵の魔物である。らんぼうもののロイは、ほかの魔物たちと同様に魔界と呼ばれる場所で暮らしていた。そんなある日、ロイは魔物のゴランと共に、魔界に迷い込んだ人間の少女メグを発見。メグが泣くと世界が滅んでしまうため、彼女を泣かせないように地上へ送り届けることとなる。


ターン制のコマンドバトルにおいても、ロイは膨大なHPを備えており、強力な存在である。しかし本作のバトルには、少女メグの心のHPも存在。メグが不安でいっぱいになって泣くと、ゲームオーバーになってしまう。本作では、おもちゃでメグのメンタルを回復させるなど、少女の心を守りながら戦うのだ。またロイは一緒に星を見たり、迷子のメグを探したりなど、地上へ送り届ける過程でメグと心を通わせていく。王道のストーリーや、遊びやすくまとめられた内容も特徴だろう。

本作は国内のスタジオOdencatが開発し、2023年3月に発売された。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で532件中96%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得。ユーザーレビューを見る限りでは、ハートフルな泣けるストーリーや好感の持てるキャラクターたちが、高評価に繋がっているようだ。


DLC「ばけものたちの記憶」では、そんな本作の世界が別の側面から描かれるようだ。具体的には、魔物たちの過去を描く内容がプレイ時間90分から120分ほどのコンテンツとして収録。さまざまな資料の閲覧によって本編の設定を深掘りする仕組みも用意されているという。プレスリリースによると、DLCは本編を楽しんだプレイヤーがより楽しめるようにデザインされているそうだ。

なおDLC「ばけものたちの記憶」は、2025年4月24日発売予定のパッケージ版へ先行特典として収録予定。一定期間を経たあと、Nintendo eShopにて販売予定とされている。またDLCについては、動画配信やストリーミングは当面不可であるそうだ。


メグとばけもの』は、Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに通常価格税込1650円で発売中だ。また同作では、Nintendo Switch向けにパッケージ版が2025年4月24日リリース予定となっている。通常版の価格は税込3850円で、本編以外にDLC「ばけものたちの記憶」と永久封入特典「魔界情報誌 – THE MAKAI」が付属。豪華特典版は通常価格税込9680円で、通常版の内容に加えてメモリアルボックスやフィンガーパペット、ミニアートブックおよびミニサウンドトラックも付属する。