デベロッパーの22cansは8月21日、街作りシム『Masters of Albion』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発売時期は未定となっている。
『Masters of Albion』は神の視点でプレイする、いわゆるゴッドゲームと呼ばれるジャンル。プレイヤーは中世ファンタジー風の世界「アルビオン」で人々が食べるものから着る服、使用する武器、住む家にいたるまで自由に世界を設計、カスタマイズすることができる。ゲームプレイにおいてもプレイヤーが操作するのは神の手であるゴッドハンド。直接街の住民をつまんだり、時には放り投げたりしながら思うがままに世界に干渉をしていく。
本作の舞台となるアルビオンの地は、社会の根幹を破壊しようとする謎の魔術師の脅威に脅かされているという。プレイヤーは神の視点でアルビオンの地を発展させながら、謎を解き明かし、夜に潜む敵を倒し、アルビオンを襲う魔法に立ち向かうことになる。
ゲームプレイは昼と夜のサイクルで展開されるという。昼では主に町を拡大させ、資源を収集し建造物を建てながら町を発展させていくことになる。建造物はブロックを積み上げるように自由にデザインすることができ、村人を雇うこともできるようだ。
そして夜には、街にゾンビやトロールといったモンスターが襲来。設置した防衛施設で迎撃したり、街のために戦う強力なヒーローを雇ったりなどの手段で身を守る必要があるという。またゴッドハンドの力をアップグレードし、雷や火炎放射などといった強力な力で敵に直接対処することも可能だ。
ヒーローは武器や防具をクラフトし装備させることで自由にカスタマイズ。レベルアップをすることで新たな力を獲得することができる。さらにヒーローには憑依をすることができるようで、三人称視点に切り替えることも可能。ヒーローを直接操って戦闘をしたり、オープンワールドを自由に探索することができるという。
本作の開発を手がけるのはイギリスに拠点を置く22Cans。ゴッドゲームの創始者として知られるPeter Molyneux(ピーター・モリニュー)氏が率いるゲーム開発スタジオだ。同氏は『ポピュラス』、『テーマパーク』、『ダンジョンキーパー』といったゴッドゲームの名作を手がけた人物だ。同氏のXアカウント、およびブログでは2023年より「MOAT」というプロジェクト名で新作が開発されていることが発表されていた。今回発表された『Masters of Albion』がその「MOAT」の正式なタイトルになったかたちだろう。同氏の代名詞ともいえるゴッドゲームの新作について、期待しながら続報を待ちたいところだ。
『Masters of Albion』はPC(Steam)にて発売予定。