鉱石探し地下探索ゲーム『Mashina』、期待集めクラファン目標をわずか「30時間」で達成。手作りストップモーショングラフィック採用の、高評価アクション開発者新作

Talha and Jack Coは1月23日、『Mashina』のクラウドファンディングを開始。本作は人気アクションアドベンチャー開発元の新作ということもあり、30時間でクラウドファンディングの目標額を達成するなど注目されているようだ。

デベロッパーのTalha and Jack Coは1月23日、『Mashina』のクラウドファンディングを開始。あわせてストアページなども公開されている。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年にリリース予定。本作は好評を博したアクションアドベンチャー『Judero』を手がけた開発者の新作としてさっそく高い注目を集めており、クラウドファンディングの目標額も、わずか30時間ほどで達成したそうだ。

『Mashina』は採掘アドベンチャー(a digging adventure)とされている。プレイヤーはMashinaと呼ばれる採掘ロボットとして、地下世界を探索することとなる。採掘で鉱物を見つけつつ、地上ではロボット仲間たちとのコミュニティを築き、育んでいくこととなるようだ。

地下探索ではレーダーを使用して、鉱物のありかを調査。見つけ次第掘り出し、希少な鉱物を獲得するのだ。発掘した鉱物はMashinaのバックパックに保管できるとのこと。とはいえトレイラーやスクリーンショットを確認する限りでは、バックパックの広さに限りがあり、鉱物によっても大きさがさまざまで、容量を管理することも重要になるのだろう。

持ち帰った鉱物は現金に換え、発掘作業を手伝う機械を作成したり、装備を強化したりするという。また地下を探検するなかでは、ロボットの仲間や装飾品なども見つかるそうだ。

本作は2024年12月に発表され、今回SteamストアページやKickstarterでのクラウドファンディングがローンチされたかたち。開発を手がけるTalha and Jack Coは、Talha Kaya氏とJack King-Spooner氏の2人によるインディーゲームデベロッパーだ。

同スタジオの過去作には、2024年9月にリリースされたアクションアドベンチャー『Judero』がある。同作は粘土を使ったアートスタイルが雰囲気満点で芸術的だと、高い評価を獲得。スピーディーな戦闘や、敵に憑依して操作するといったシステムもアクションゲームとしての人気の一端を担い、本稿執筆時点ではSteamユーザーレビュー215件中98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。

新作『Mashina』は探索アドベンチャーとジャンルは異なるものの、粘土を使った雰囲気たっぷりのアートスタイルは引き継がれている。そうして発表直後から高い注目を集めていたためか、Kickstarterでのクラウドファンディングは、ローンチからわずか30時間で、1万2000英ポンド(約234万円)の目標を達成。本稿執筆時点ではそこからさらに支援額を伸ばし、1万3064英ポンドとなっている。

なおストレッチゴールとして、2万英ポンドの支援額を達成すると、「Making of Mashina」として本作のメイキングドキュメンタリーを制作するという。ちなみに制作は友人のRichie Morgan氏が担当するとのことで、映像制作のためにゲームの開発スケジュールに影響が及ぶことはないとしている。Talha and Jack Coは、『Mashina』について今後もさらなる情報を公開していくと伝えており、支援額がどこまで伸びるかや、高い注目を集める本作の続報も引き続き注目されるところだろう。

『Mashina』はPC(Steam)向けに2025年内のリリース予定。また2月13日午後2時まで、Kickstarterページでのクラウドファンディングが実施されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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