“マリオストロストライカーズ”なるゲームがXbox向けに出現。『マリオストライカーズ』とはまったくの別もの

Microsoft Storeにて、“マリオ”を模倣したようなキャラがキービジュアルに描かれたゲーム『Mariostro Strikers: Soccer League』が出現し、物議を醸している。

Microsoft Storeにて、“マリオ”を模倣したようなキャラがキービジュアルに描かれたゲーム『Mariostro Strikers: Soccer League』(以下、Mariostro Strikers)が出現し、物議を醸している。Light Gamessなる開発元により、1月10日に発売されたようだ。

『Mariostro Strikers』は、見下ろし型視点にて4対4で繰り広げられるサッカーゲームだ。操作としてはダッシュ・パス・シュートのみが可能なシンプルな作風。10種類のチームが登場するものの、キャラモデルなどは流用されているようだ。


本作はMicrosoft Storeのキービジュアルにて口ひげのキャラが描かれており、ポーズも相まって任天堂のマリオのような風貌だ。ただしゲーム内には同様のデザインのキャラは登場しないようである。

なお任天堂からは5対5の見下ろし型サッカーゲーム『マリオストライカーズ(Mario Strikers)』シリーズが展開されており、最新作としては2022年発売の『マリオストライカーズ バトルリーグ(Mario Strikers: Battle League)』が存在する。今回Microsoft Storeに出現した『Mariostro Strikers: Soccer League』のキービジュアルとタイトルには、同シリーズの関連作品と混同させる狙いがあるとみられる。

『Mariostro Strikers』の開発・販売を手がけるのはLight Gamessなる会社だ。これまでMicrosoft Storeにて『Ambulance Simulator 25』『Internet Cafe World』など複数の作品を短期間で展開してきた様子が見られる。直近では1月27日と1月28日に2作品を連続で発売。いずれもスクリーンショットなどで確認できるグラフィックが低品質であり、3Dモデルなどの素材をそのまま組み合わせただけのアセットフリップとみられる。


Light Gamessの各作品は税込470円で販売されており、目を引くキービジュアルと低価格で購入を誘う魂胆があるのだろう。今回の『Mariostro Strikers』は任天堂のマリオを彷彿とさせるキービジュアルやタイトルが用いられたことからか物議を醸し、海外メディアNintendo Lifeなどが本作の存在を報じている。

なおMicrosoft Storeに限らず、各プラットフォームで人気作品に似せたキービジュアルやタイトル付けをする紛らわしい作品はしばしば出現してきた(関連記事1関連記事2)。低品質なゲームを乱造するメーカーが用いる手口のひとつとなっており、プラットフォーム側の対策も期待されるところだろう。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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