『マリオカート ワールド』新アプデVer. 1.2.0で対戦時の「周回制コース」選択の出現率アップ。CPU弱体化、UI改善などいろいろテコ入れ
任天堂は7月30日、『マリオカート ワールド』に向けて更新データVer. 1.2.0を配信した。対戦にて「周回制のコース」選択肢が出る頻度が増加するなど、さまざまな調整がおこなわれている。

任天堂は7月30日、『マリオカート ワールド』に向けて更新データVer. 1.2.0を配信した。対戦における次のコースの選択肢に「周回制のコース」が出る頻度が増加するなど、さまざまな調整がおこなわれている。
『マリオカート ワールド』は、レースゲーム『マリオカート』シリーズの最新作。本作では最大の特徴として、草原・街・海・火山といったさまざまなロケーションがすべてつながった世界が舞台となる。各地には従来のシリーズ作品のようにコースが用意されるほか、コース間の道中でもレースが繰り広げられる点も特徴だ。シリーズ恒例の「グランプリ」のほか、世界を横断する勝ち残り戦方式の「サバイバル」という新モードも登場している。

今回本作に向けて更新データVer. 1.2.0が配信された。不具合修正のほか、全般的な調整が実施。多岐にわたる項目が調整されている。たとえば「フリーラン」のマップで、「Pスイッチ」「ハテナパネル」「ピーチメダル」をすべて集めたとき、それぞれの数字の色が変わるように。また「インターネットで」「ローカル通信で」「LANプレイ」で、次のレースやバトルが開始するまで、待ち時間がわかるようになるなど、UI面での遊びやすさ向上が図られている。また、「バトル」以外でのCPUの弱体化などの調整もおこなわれている。
このほか「VS レース」および通信対戦のレースで、次のコースを選ぶとき、周回制のコースが選択肢に出る頻度が増えているという。本作の対戦においては、次のコースをユーザーが3択あるいはランダム抽選の「おまかせ」から選ぶ仕組みになっている。これまで3択においては区間制のコースが多く提示されていたが、今回のアップデートで周回制のコースが提示されやすくなったようだ。
本作のユーザー間では、区間制コースでの試合が多く選出されるバランスから、周回制コースで対戦できる頻度を増やしてほしいといった要望も多く見られた。そのため、当初は先述した「おまかせ」を選んで周回制コースの選出を狙うユーザーも多かったようだ。しかし6月26日に実施された更新データVer. 1.1.2にて、「おまかせ」で抽選されるコースが調整され、区間制コースの抽選確率が上昇。一部ユーザーからは批判も寄せられていた。

そうした意見を反映して、3択に周回制コースが提示されやすく調整されたのだろう。このほかにもフィードバックを受けてか、遊びやすさを向上させるさまざま調整が加わったかたちだ。なお前作『マリオカート8』および『マリオカート8 デラックス』では長期にわたりアップデートによりブラッシュアップがおこなわれていた。本作も今後のさらなるサポートや新展開が期待される。
『マリオカート ワールド』はNintendo Switch 2向けに販売中だ。
【UPDATE 2025/7/30 14:07】
調整内容について一部追記