『マリオカート ワールド』では、「ボタン押しっぱ」じゃなくてもアイテムがお尻にくっつく。ボム兵“安全爆発”など、さまざまな仕様が実機プレイで明らかに
米任天堂は日本時間4月3日から4月4日にかけて、公式番組「Nintendo Treehouse: Live | Nintendo Switch 2 Day 1」を配信した。このなかで明らかになった、『マリオカート ワールド』のある変化が注目を集めている。

米任天堂は日本時間4月3日から4月4日にかけて、公式番組「Nintendo Treehouse: Live | Nintendo Switch 2 Day 1」を配信した。Nintendo Switch 2での実機プレイを披露する番組であり、『マリオカート ワールド』『ドンキーコング バナンザ』をはじめさまざまな新作のプレイ映像がお披露目。このなかで明らかになった、『マリオカート ワールド』のある変化が注目を集めている。
『マリオカート ワールド』は、レースゲーム『マリオカート』の最新作。本作では最大の特徴として、草原・街・海・火山といったさまざまなロケーションがすべてつながった世界が舞台となる。各地には従来のシリーズ作品のようにコースが用意されるほか、コースを飛びだしていたるところでレースが繰り広げられる点も特徴だという。
新たなレースの種類としては「グランプリ」「サバイバル」が披露されており、グランプリでは、総勢24人が4つのコースを走り合計ポイントを競う。次のコースに向かう道中もレースの舞台になるという。そしてサバイバルでは、世界を横断するルートを休憩なしで一気に走り抜けることになり、決められた順位内で中間ゲートを通過できなければ脱落。最後まで勝ち残り1位を目指すのだ。
このほか本作では気ままにドライブが可能な「フリーラン」も可能。気になるところをふらっと周ったり、景色の良いスポットで写真を撮ったりすることができるそうだ。
今回、そんな『マリオカート ワールド』の実機プレイが披露。レールグライドや壁走りといった新たなアクションも確認できるなかで、とある仕様の変化も注目を浴びている。
話題となっているのは、放送時間4分ごろのシーンだ。プレイヤーキャラであるマリオが2連アイテムボックスを取得したため、コインとボム兵を獲得。するとマリオが、コインをすぐにマシンの後方にぶら下げた。またコインを使うとボム兵がすぐさまマシンの後ろに出現。従来のシリーズ作品であれば、それぞれ使用ボタンを押しっぱなしにしてアイテムをホールドしている状況に見える。
ところが出演者の説明によると、本作ではボタンを押し続けてアイテムをホールドする必要がないという。本作では次に使用されるアイテムが自動的にマシンの後ろに出現する模様。過去作のようにアイテムをホールドするためにボタンを押しっぱなしで走り続ける必要はないわけだ。
過去のシリーズ作品では、主にアカこうらからの防御テクニックとして用いられてきたアイテムのホールド。バナナやアカこうら・ミドリこうらなどをぶら下げることで、追尾してくるアカこうらに当てて相殺することが可能であった。本作では、自動的にアイテムをぶら下げ可能なようで、走りにより集中できるのだろう。

なお出演者によると、本作ではコインがCoin Shellなる新アイテムになっているという。ぶら下げによってコインでもアカこうらを防御できるのかもしれない。ちなみに過去作では、ボム兵でアカこうらを防御すると爆発に巻き込まれやすいため、直前で後ろに投げる必要もあった。今回の実機プレイ映像の3分50秒ごろでは、真後ろの相手がボム兵にぶつかっても爆発に巻き込まれないことが確認可能。アカこうらの防御においても、ぶら下げておくだけで安心になっているかもしれない。
このほか今回の実機プレイ映像では、たとえばサンダーが使われた際に雨が降り始めるなど、アイテム周りの細やかな変化も見受けられる。放送ではマルチプレイも交えつつ『マリオカート ワールド』がじっくり遊ばれているので、気になる人はチェックして本作を予習しておくといいかもしれない。
『マリオカート ワールド』は6月5日に、Nintendo Switch 2と共に発売予定だ。ダウンロード版は8980円で、パッケージ版は9980円。また4万9980円の日本語・国内専用版Nintendo Switch 2本体と同梱の、「Nintendo Switch 2 マリオカート ワールドセット」が5万3980円で販売予定(いずれも税込)。