『魔法少女ノ魔女裁判』開発元の新作『魔法少女ノ因習村』2026年発売へ。「神孕花(かみばな)」 に捧げる少女が選ばれる、魔法少女を吊るすADV

グッドスマイルカンパニーおよびクリエイティブブランドのAcaciaは10月30日、『魔法少女ノ因習村』を2026年に発売予定だと告知した。

グッドスマイルカンパニーおよびクリエイティブブランドのAcaciaは10月30日、『魔法少女ノ因習村』を2026年に発売予定だと告知した。同作は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに開発中。告知にあわせて、公式サイトが公開されている。

『魔法少女ノ因習村』は、目から花を咲かせた少女たちが毎晩20時に神孕花へ捧げられる、「魔法少女を吊るすADV」である。本作の登場人物の一人である綿貫サクヤは何らかの目的のため、親友とともにある村を訪れていた。しかし彼女が古びた社で目を覚ますと、目の前に全身から花を咲かせた少女の死体が横たわっていた。さらに社で生き残っている少女9人には、片目から花が咲いていた。そんなところに、やがてお世話係の少女ユメミが現れ、状況を説明する。彼女たちは「神孕花(かみばな)」のために選ばれた魔法少女であり、毎晩20時の花剥ノ儀(はなむけのぎ)で捧げる魔法少女が選ばれ、吊るされるのだという。ある村の社を舞台に、神孕花へ捧げられる少女たちの物語が繰り広げられる。

魔法少女を吊るす物語は、ADVとして繰り広げられる。本日公開された公式サイトでは、発売時期が2026年であることとあわせ、物語のあらすじが公開されている。一方でコンセプトやシステムについては未公開。人物紹介では「花剥ノ儀ノ魔法少女」の一人として、以前より明かされていた綿貫サクヤだけが公開となっている。本作ではどんなシステムやコンセプトで、ストーリーが展開されていくのだろうか。まずは続報に期待したいところだ。

本作は、Re,AERのブランド「Acacia」が原作・製作を担当している。Acaciaの過去作としては、2025年7月に『魔法少女ノ魔女裁判』をリリース。同作は記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー1万3664件中97%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。魔女候補である少女たちのキャラクターや、魔法の絡んだ事件などから、高く評価されてきた。公式X(旧Twitter)アカウントによれば、同作は10月時点で販売本数20万本を突破しているそうだ。

本作『魔法少女ノ因習村』は、グッドスマイルカンパニーより2025年6月に発表。発表時点では原作は伏せられていたが、8月に「Acacia」が原作・製作を務め、『魔法少女ノ魔女裁判』同様キャラクターデザインをイラストレーターの梅まろ氏が担当することが明かされていた。今回の情報解禁では制作陣の一部がさらに公開されている。シナリオについては、『魔法少女ノ魔女裁判』のADVパートを担当した喜多南氏と、『コープスパーティ』シリーズに携わってきた祁答院慎氏が手がける。なお公式X(旧Twitter)アカウントによると、本作は議論ミステリではなく、「あなたを嫌な気持ちにさせることに特化したADV」であるそうだ。

魔法少女ノ因習村』は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに2026年発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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