過酷雀荘店員シム『雀荘メンバーシミュレーターゲーム』発表。雀荘で接客しつつ麻雀も打つ、負けると給料が減る
個人ゲーム開発者のゆたまろ氏は9月26日、『雀荘メンバーシミュレーターゲーム』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年3月頃の配信を目指しているとのこと。発表にあわせて、CAMPFIREでのクラウドファンディングが開始されている。
本作は、麻雀を打てる店である雀荘を舞台に、そのメンバー(店員)として働くシミュレーションゲーム。開発者のゆたまろ氏は、かつて日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士として雀荘勤務をしていたことがあるそうで、その経験が開発に活かされるようだ。
『雀荘メンバーシミュレーターゲーム』には、出退勤・接客パートと、店側の打ち子として麻雀を打つ麻雀パートが収録。舞台となる雀荘は、現在は存在しないという、ゆたまろ氏がかつて勤務していた雀荘がモチーフとなり、当時の少し薄暗い店の雰囲気が再現されるとのこと。
出退勤・接客パートでは、常連さんとの楽しい絡みなどが表現される模様。詳細はまだ公開されていないが、食事の提供や店内の清掃、麻雀牌を拭く洗牌といった仕事も用意されるかもしれない。
一方の麻雀パートでは、実際に麻雀を打つことになる。雀荘の店員には、対局中の客が一時的に抜ける際に代わりに打つ代走や、客のメンツが揃わない場合に一緒に打つ本走といった仕事がある。同パートではスコアが給料にあたり、麻雀の収支によって金額が変動。赤字にならないように上手く立ち回らなければならないという。実際の雀荘でも、店の形態によっては本走の成績によって手取りが増減するとされる。本作では、かなり麻雀が強くなければ生き残ることができない世界の過酷さを、リアルに表現したいとのこと。
本作の開発者ゆたまろ氏は、先述したとおり元々はプロ雀士として活動していたが、その後ゲームプログラムを学びゲーム会社に就職。そして現在は個人でゲーム開発をおこなっているという。同氏は、青春をすべて麻雀に捧げてきたそうで、当時の熱量を思い出だけに残しておくのはもったいないとし、ゲームとして形にして世に出したいと考えたという。近年は、麻雀プロリーグ戦のMリーグや、麻雀の配信などが賑わっているため、このタイミングでプロジェクトを立ち上げたとのこと。
なお、ちょうど本日9月27日には、同氏のデビュー作となる『異変麻雀』がPC(Steam)向けにリリース。対局中に発生する異変を見逃さずに対応し、永遠に続く麻雀からの脱出を目指すゲームだ。本作『雀荘メンバーシミュレーターゲーム』の麻雀パートの麻雀プログラムやアセットは、『異変麻雀』のものが使用される。
『雀荘メンバーシミュレーターゲーム』は、PC(Steam)向けに2025年3月頃に配信予定。また、現在CAMPFIREにて本作のクラウドファンディングが実施されている。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。