『Magical Stone』Steam Greenlightより消滅。関係者は同作について相次いで声明を発表【UPDATE】
【UPDATE 2016/4/5 14:10】「SFG」所属のkamestry選手が4月5日、自身のTwitterにて『Magical Stone』についてのコメントを発表。れそ氏が行っていたRMT事業については認識しておらず、“私なりのぷよぷよへの償いは、ぷよぷよの楽しさや、観る楽しさを配信してぷよファンを増やしていくことだと思いました。皆様のお許しを頂けるのであれば、時機にぷよ活動を再開し配信していきたいと思います”と発言し、しばらくの活動休止と取れる宣言を行っている。
この度はMagical Stoneの件で多大なご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。
本来は早急に謝罪すべきことでしたが、私の一言で事を荒立ててしまう事を恐れ、釈明が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます。— Kamestry (@kamestry) 2016年4月4日
今年3月β版リリース後、事がここまで大きくなるとは思いもしませんでした。
れそさんとメーカーとの話し合いでライセンス取得などはできていませんが法の下で許される範囲と言う部分をクリアし問題ないと解釈し、ご指摘できなかった事が、このような結果を招く要因になったと、深く反省しております— Kamestry (@kamestry) 2016年4月4日
RMT事業の件は認識しておりませんでした。
— Kamestry (@kamestry) 2016年4月4日
私なりのぷよぷよへの償いは、ぷよぷよの楽しさや、観る楽しさを配信してぷよファンを増やしていくことだと思いました。
皆様のお許しを頂けるのであれば、時機にぷよ活動を再開し配信していきたいと思います。多くの方々に、ご心配、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。
— Kamestry (@kamestry) 2016年4月4日
kamestry選手の声明をもって、「SFG」所属選手は6名全員が事態へのコメントを行ったこととなり、チーム6名中4名が活動休止を宣言している。
『ぷよぷよ』のe-Sports化をうたう基本無料対戦パズルゲーム『Magical Stone(マジカルストーン)』が、Steam Greenlightの投票ページより消滅した。関係者である複数の『ぷよぷよ』有名プレイヤーも次々に『Magical Stone』についての声明をウェブ上で発表するなど、発表から事態はさらなる動きを見せている。
・『ぷよぷよ』のe-Sports化をうたう『Magical Stone』が正式発表、PC向けにベータテスト開始【UPDATE】
・Steam Greenlightに『Magical Stone』が登場。制作元はTwitter上で実際にRMT行っていること明らかに
Steam Greenlight上の『Magical Stone』が消滅していることが確認されたのは、4月4日17時ごろ。Greenlight上での申請を開発者が自発的に取り下げたのか、通報による管理者削除なのかは不明。
なおSteam Greenlightからの削除にくわえ、YouTube上の『Magical Stone』公式チャンネルにて「紹介PV」と同時に3月27日公開された「大会PV」も非公開となっている。予定されていた世界大会の開催や、オープンベータテストの継続について、今後の方針発表が待たれる。
「SFG」チームメンバーが騒動へコメント
れそ氏はTwitter上などでRMT疑惑を肯定、『Magical Stone』の開発運営費用としてRMT行為で得た資金を使っていることは、多くのゲームファンの反発を招いていた。後にれそ氏はTwitter上でRMTからの脱却を発表、まず『ドラゴンクエストX』での業務を廃止すると発表している。
RMTからの完全脱却を目指すと共に、その第一段階として、ドラゴンクエストXのRMTを廃止、廃業させて頂きます。
運営会社様はもちろんのこと、プレイヤーの皆様に対し、多大なご迷惑をお掛けしましたことを重ね重ねお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。— れそ (@reso_puyo) 2016年4月2日
このことについて『ぷよぷよ通』プロチームである「Samurai Frontier Gaming」の所属選手たちは、4月4日になってから相次いで『Magical Stone』に関する声明を発表している。
ALF選手は、自身のTwitterにて『Magical Stone』への関わりとRMTについてをツイート。ALF選手がデバッグ要員として誘ったプレイヤー陣はRMTには全く関与していないということを明言し、自身については近日中に新たな報告をするとの発言を行っている。
・RMTに関して
関連会社でそのような業務を行っていると知っていたにも関わらず、大変お恥ずかしながらMMOの知識に疎く、重大さを理解しておりませんでした…
多数のご指摘やご意見を拝見させて頂き、ゲーマーの方々による憤りはもっともであり、非常に納得、共感出来るものでした。— alf_puyo2(Twitch ID) (@ALF_puyo2) 2016年4月3日
この点において、ゲームのリリース前に問題提起出来なかった私にも責任があり、深く反省しております。本当に申し訳ございません。
一刻も早く完全に決別する必要があり、そうして貰いたいと考えております。— alf_puyo2(Twitch ID) (@ALF_puyo2) 2016年4月3日
心配の連絡をくれたたくさんの方には感謝してもしきれません。ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。
尚、本案件に関しては、最優先で対応にあたり、近日中に新たなご報告が出来ればと存じます。
宜しくお願い致します。— alf_puyo2(Twitch ID) (@ALF_puyo2) 2016年4月3日
momoken選手は“れそ氏の掲げる夢に賛同し、MagicalStoneのプロジェクトに協力をしていたのですが、その夢の大きさ、実現の難しさのあまり、「MagicalStoneを良いゲームにする」という点以外について、盲目になってしまい思考を放棄していました”とブログにて謝罪した。“MagicalStoneの開発、運営、プレイヤー等、あらゆる面において身を引きます”“期間は未定ですが、ぷよぷよシリーズの活動も同時に休止致します”とも宣言。また、れそ氏がRMTを行っていると明言した『ドラゴンクエストX』について、RMTとは全く無関係にプレイを楽しんでいたものの、今回のトラブルに関連し、アカウントを全削除してプレイを辞めたと発言している。
くまちょむ選手は自身のTwitterにて以下のツイートで謝罪を表明。
Magical Stoneの件は見方を変えたり、多くの視点で物を言って下さる方に相談する事もできたと思いますが、それができませんでした。
周りの人を巻き込む事になり、ぷよぷよシリーズを応援している人達に大きな不安を与えてしまった事を深くお詫び致します。
申し訳ありませんでした。— くまちょむ (@kumachom) 2016年4月4日
selva選手は、れそ氏がRMTを行っていることについて知っており、よくないことであると認識しながらも“自分自身もその夢に共感し、「ぷよぷよのeSports化」を一つの目的としておりました。その目的達成にばかり目が行き、手段について冷静に判断できていなかったのが、騒動を起こした原因だと考えております”とブログに書いた上で謝罪を表明。“今後も形を変えて、夢の達成に向けて協力していきたい”とし、『ぷよぷよ』での活動休止を発表している。
ようかん選手もまた、『ぷよぷよ』に関する全ての活動を無期休止、『Magical Stone』への関与もやめるとブログで表明している。“ぷよ対戦は大好きだし強くもなりたいのでオフラインで細々と続けたり後進育成に励みたいと思います”と今後の活動予定を述べている。
このように、現時点で「Samurai Frontier Gaming」のメンバー6名中5名が『Magical Stone』についての表明を行っており、さらにその中の3名が『ぷよぷよ』での活動も休止すると発表している。今後発表内容が覆されないとは限らないが、複数選手の活動休止により、プロチーム活動の行方が懸念される。
「ぷよぷよ統一王座戦」の後、4月3日に行われる予定であった「統一王座戦外伝」についても延期が発表されており、『ぷよぷよ』コミュニティへの影響も測り知れないものとなっている。
@selva_puyo
明日4/3(日)に予定していた「統一王座戦外伝」について、私事で大変恐縮ですが、延期する方針と致しました。
楽しみにされていた方いましたら、大変申し訳ございません。— selva (@selva_puyo) 2016年4月2日