魔法世界ファンタジー宿屋経営シム『Magic Inn』8月4日早期アクセス開始へ。「ハリポタ」風世界で“賄賂”も使い五つ星ホテルを目指す
Purpledoor Studiosは7月14日、経営シミュレーションゲーム『Magic Inn』について、Steam向けに早期アクセス配信を8月4日に開始すると発表した。

デベロッパーのPurpledoor Studiosは7月14日、経営シミュレーションゲーム『Magic Inn』の早期アクセス配信を8月4日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Magic Inn』は魔法使いとして宿屋を経営するシミュレーションゲームである。プレイヤーは追放された魔法使いとなり、再起を果たすべく宿屋の経営に乗り出すことになる。料理や客室などの質を高めるためにスタッフを雇い、魔法も駆使して、目指すは五つ星評価だ。
本作では経営と同時に、人間関係も重要な要素として描かれており、会話はカードバトル形式となっている。うまくカードを使えば商談を有利に進めることも、恋人とイチャついて盛り上がることも可能。本作で経営する宿屋には、人間だけでなく幽霊たちもやってくるため、思わぬ交流も生まれるかもしれない。魔法に満ちた不思議なファンタジー世界を味わえるだろう。

ゲームプレイでは、宿屋としてのサービスの質を高めるのが主な目的となる。食べ物や飲み物の提供、客室のハウスキーピングなどの仕事は、自分でおこなうこともスタッフに任せることも可能。自分で料理を作ったり、飲み物を注いだりする場合は、ミニゲームによって質が変化する。ミニゲームは設定でオフにすることもできるので、タイミングを合わせたりするのが苦手でも安心だ。
また、魔法使いであるプレイヤーは魔法を使って経営に役立てることができる。高いところにできてしまった蜘蛛の巣を取り払ったり、じょうろを浮遊させて観葉植物の水やりを楽にこなしたり、料理を待つ客のために空中浮遊する皿で思わぬサプライズを味わってもらったりと、さまざまな場面で魔法を活用できるようだ。幽霊の客との交流もあり、魔法使いならではの宿屋経営を体験できそうだ。
接客や商談などの会話はカードバトルのようにおこなわれる。たとえば家具職人との会話でNegotiate(交渉)カードを使って、10%の割引をしてもらうといった具合だ。客との良好な関係を築けば、常連客になってくれるほか、客の職業によっては食材を提供してくれるなどのメリットを享受することもできる。ちなみに、宿屋の評価を決める審査員も客にまぎれてやってくる。探偵を雇って誰が審査員なのかを明らかにすれば、秘密裏に交渉をおこない、賄賂によって評価に色を付けてもらうことも可能のようだ。


本作の早期アクセス期間は約1年となる見込みで、正式リリースに際しては、探索可能なフィールドとしての新たな国やストーリー、複数の宿屋経営、アイテム・イベント・カードなどのコンテンツ拡充が予定されている。早期アクセス開始時点でもゲームの中心となる経営部分や交流要素は実装済みであるほか、冒険者を派遣して宝物を獲得する要素や、投資や土地購入、王様の接客やお城のパーティー開催といった王族との交流などが実装されているとのことである。
本作を手がけるPurpledoor Studiosはチェコのプラハに拠点を置くデベロッパーだ。本作がSteamでリリースする初めての作品となる。小説「ハリー・ポッター」を愛好するメンバーを集めて設立したとのことで、「ハリー・ポッター」のような魔法ファンタジー世界を舞台としたゲームがもっと増えて欲しいとの思いから、本作を開発しているようだ。
『Magic Inn』はPC(Steam)向けに開発中。早期アクセス配信は8月4日に開始する見込みだ。