最大8人協力プレイ対応・アクションローグライト『LORT』発表。パワーアップ重ねがけインフレし放題、強くなればボスも雑魚
Big Distractionは5月27日、『LORT』を発表。Steam向けに2025年第4四半期にリリース予定だ。本作は最大8人までの協力プレイに対応する、アクションローグライトゲームだ。

デベロッパーのBig Distractionは5月27日、アクションローグライトゲーム『LORT』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリースは2025年第4四半期の予定となっている。
『LORT』は最大8人までの協力プレイが可能な三人称視点のローグライトアクションゲームである。プレイヤーは呪われたファンタジー世界からの脱出を目指して、強力なパワーアップを重ねながら冒険することになる。武器の組み合わせやパワーアップの組み合わせにより、ゲームバランスを破壊するほどのビルドを組むことができるとされており、マルチプレイでわいわい気軽に楽しめるようなコミカルでカオスな作品となっているようだ。

ゲームプレイは敵を倒しながらマップを探索し、パワーアップをおこなって、ボスを撃破するというサイクルで進んでいくようだ。宝箱から新たなパワーアップ要素を手に入れて重ねていけば、大量の敵や巨大なボスまでも倒せるようになっていく。スクリーンショットなどでは、は画面左上を覆い尽くさんばかりの大量のパワーアップやアイテムが並んでいる様子が確認できる。武器も剣・杖・弓・銃などさまざまなものがあり、切り替えて組み合わせることも可能。いかに強くなれるかは、武器の選択とパワーアップの組み合わせ次第であろう。
また、スクリーンショットからはキャラクター名として「Ranger」「Warrior」「Wizard」といった文字列も見て取れる。おそらくゲーム開始時にはクラスを選択し、それがビルドの大まかな方向性を決めるものと思われる。パワーアップを重ねたのだろうか、名前が「Big Big Warrior」になっていたり、「The Most Ginger Ranger」に変化している様子も見受けられる。それぞれ「でかでか戦士」「元気最高レンジャー」程度の意味合いだろうか。パワーアップに応じて変化する名前も楽しみの一つとなりそうだ。

なおやられてしまった場合はその場でキャラクターが墓石となってしまうが、協力プレイ時には墓を掘り起こすことで仲間を生き返らせることもできるようだ。ゲームが進行するにつれてどんどん多く、強くなっていく敵を相手にするには、助け合いが必要な場面も出てくるかもしれない。
ちなみにどのキャラクターでも大きな角笛のようなものを吹き鳴らすことができるようだ。敵の注意を惹くなどの実用性のあるものなのか、それともマルチプレイで音を鳴らして楽しむためだけのものかは不明だが、仲間同士で笛を吹き鳴らしあうだけでもユーモラスで楽しめるギミックとなりそうだ。


本作を手がけるBig Distractionは2023年に設立されたばかりのインディーゲームデベロッパーである。『フォートナイト バトルロイヤル』の元リードプロデューサーと元マーケティングリードの2人が共同で創業し、現在はDICE、Blizzard、MachineGamesなどのスタジオでの経験を持つ11人のメンバーを擁している。本作は設立から2年以内にリリースすることを目標に開発が進められてきたといい、目標通り2025年内のリリースが予定されている。
また先述の通り、スタッフはもともと大手のスタジオに属していたものの、その「官僚主義的」な仕事ではなく、真に楽しめるゲームを作りたいと考えた結果、Big Distractionに集ったそうだ。プレイしていて楽しいものを作りたいという理念で一致したゲーム業界のベテランたちが打ち出す新たな一手に注目したい。
『LORT』はPC(Steam)向けに開発中。リリースは2025年第4四半期となる見込みだ。