まったり車掌ライフシム『Locomoto』Steam版4月9日配信へ。列車運行だけでなく、乗客のお悩み解決までする車掌生活

ゲームデベロッパーのGreen Tile Digitalは3月21日、『Locomoto』を日本時間4月9日にSteam向けにリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。ただし、Switch版の発売は2025年中とされている。ゲーム内は日本語表示に対応する。
『Locomoto』はのどかな風景の中で列車を運行するライフシミュレーションゲームである。プレイヤーは車掌として、動物がモチーフとなった住民たちのために日々列車を走らせることになる。車掌といっても、のんびりとした土地を走る列車の車掌である。住民のために目的地へ列車を走らせるだけでなく、荷物を運んであげたり、飲み物を用意してあげたりと、乗客の乗り心地のためになることは何でも車掌の仕事だ。
本作では列車を運行して各地を巡りながら、行く先々で住民との交流をすることもできる。時には頼まれごともするし、お届け物を預かることもある。顔が広くて力持ちな車掌さんのことを、住民たちみんなが頼りにしているというわけだ。もちろん、頼まれごとを引き受ければお礼を受け取ることもある。マップ探索とクエストの実行による報酬獲得と、コミュニケーションがゲームプレイにおける主要システムとなっているのだ。

報酬としてもらえるものの中には、さまざまな材料やクラフトのレシピなどがある。お気に入りの色の材料で家具や飾りを作ったら、車両の中に自由に置いてデコレーションが可能だ。もちろん車両の外装の色や、内装の壁紙も変更可能なので、自分好みの最高の列車で乗客をおもてなしすることができる。また、服のような見た目変更アイテムをもらえることもあるため、気分に合わせておしゃれをするのも良いだろう。


車掌としての仕事は大忙しでも、いつでも空気は穏やかで、窓の外を見ればきれいな景色が流れている。多数の楽曲を収録したオリジナルのLo-Fiサウンドトラックも相まって、落ち着いた気分を味わえるはずだ。時には苦難に直面した住民に出会うこともあるだろうが、そんな時には頼りになる車掌として解決に導いてあげれば良い。

本作を手がけたGreen Tile Digitalは、スウェーデンに拠点を置くゲームデベロッパーだ。Steam上では過去にサイケデリックなサバイバルホラーゲーム『Strobophagia | Rave Horror』をリリースしている。今回の『Locomoto』とはまるで正反対といった趣だが、サウンドやグラフィックなどを通じた雰囲気づくりの巧妙さが高い評価を獲得している。そんな持ち味を活かして本作では一転、まったりと落ち着いた雰囲気の車掌生活が楽しめるのだろう。
『Locomoto』は日本時間4月9日にPC(Steam)向けに配信予定。Nintendo Switch版は2025年中に配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応する。