ゲームクリエイター伊津野英昭氏率いるライトスピード・ジャパン、大阪オフィスを新設。AAAアクションゲーム開発を本格始動
ライトスピード・ジャパンは8月26日、大阪にオフィスを新設することを発表。あわせて森橋ビンゴ氏などが参画することも伝えられ、ベテラン開発者が加わり、AAA級タイトルの開発がスタートすることになるようだ。

ゲームデベロッパーのライトスピード・ジャパンは8月26日、大阪にオフィスを新設することを発表。あわせて完全オリジナルAAAアクションゲームの制作体制をさらに強化するとも発表しており、本格的なゲーム開発フェーズに移行するようだ。
ライトスピード・ジャパンは『Undawn(アンドーン)』などを手がけたことで知られるテンセントゲームズ傘下のスタジオ、LightSpeed Studiosの日本拠点だ。2024年11月にはそんなライトスピード・ジャパンの設立にあわせて、代表に伊津野英昭氏が就任したことが発表されていた(関連記事)。
伊津野氏は1994年にカプコンに入社し『ジャスティス学園』シリーズや『CAPCOM VS. SNK』シリーズなどのディレクターを担当。『デビルメイクライ』シリーズに長く携わったほか、『ドラゴンズドグマ』シリーズを手がけたことも知られていた。同氏は2024年の8月31日にカプコンを退社しており、その後ライトスピード・ジャパンに移ったかたちだ。
ライトスピード・ジャパンは、この度大阪にオフィスを新設したと発表。オフィス新設とともに、国内のベテランゲーム開発者も参画しているという。伊津野氏は、これまでの東京一拠点体制から、東京・大阪の二拠点となることで、日本屈指のゲーム開発人材を活かせる体制が整ったとコメント。また今回参画したシニアメンバーは、ナラティブ開発、アートディレクション、キャラクターデザインの分野でリーダーシップを発揮し、オリジナルのAAAアクションタイトルを生み出す原動力となるそうだ。
なお発表にともなって、新たに参画したメンバーが紹介されている。『デビルメイクライ』シリーズを中心にシナリオを手がけた森橋ビンゴ氏や、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』『デビルメイクライ2』『ストリートファイターIV』などのイラスト・キャラクターデザインを担当した池野大悟氏、『ヴァンパイア』『Marvel vs. Capcom』などの2Dキャラクターデザインを手がけた剛田チーズといった錚々たるメンバーがそろい踏みとなっている。
新たなメンバーを迎えつつ二拠点体制となったライトスピード・ジャパン。現在は約40名となったチームで、クロスプラットフォーム対応のオリジナルIP・次世代AAAアクションタイトルの開発に取り組んでいくようだ。どういった作品が送りだされるのか引き続き注目されるところだ。ちなみに現時点でもライトスピード・ジャパンは、各分野のスタッフの採用募集を実施中だ。