本格マイクロドローン操縦シム『Liftoff: Micro Drones』大規模アプデとともに正式リリース。リアルな操作感で、海から屋内までダイナミック操縦体験

デベロッパーのLuGus Studiosは8月4日、『Liftoff: Micro Drones』を正式リリース。本作はマイクロドローンのリアルな本格派操縦シムとして高い人気を博している。

デベロッパーのLuGus Studiosは8月4日、『Liftoff: Micro Drones』を正式リリースした。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)。正式リリースにあたってはコース自作機能の追加など、大幅な機能追加が施されている。

『Liftoff: Micro Drones』はドローンを操作するシミュレーションゲームだ。本作でプレイヤーが操作するのは小型のマイクロドローン。住宅街や家の中、公園に設置されたコースなど、さまざまなコースを走り抜け、そのタイムを競う。操縦時にはマイクロドローンFPV、いわゆるドローンからの一人称視点でプレイすることになる。操作するドローンは色などのカスタマイズも可能だ。

ゲームプレイは、プレイヤーがコントローラー越しに、マイクロドローンのコントローラー(プロポ)を直接操作する形式で進行。つまりゲームパッドの左右スティックがプロポの左右スティックに該当するようなかたちだ。デフォルトでは左スティックの前後でスロットルを調整し、右スティックでピッチやロールをおこなう。

ゲームモードとしてはタイムを競うレースがプレイ可能。そのほかフリーランや、周回制限なくコースを飛ぶことができるモードが存在している。なお設定次第ではオフにもできるが、障害物などにぶつかるとドローンはダメージを負う。破損具合によっては飛べなくなることもあるので、スピードだけでなく、操縦の丁寧さも重要になるだろう。

本作は2021年に、手のひらサイズのマイクロドローンに特化したシミュレーションゲームとして発表。そして同年11月より早期アクセス配信を開始。以後コースの追加や新ドローンの追加などがおこなわれてきた。その他リプレイ機能やランキング機能など、ゲームプレイ以外の部分も随時改善、調整が進められてきた。そうして8月4日、ついに正式リリースを迎えたわけだ。

正式リリースにあたっては、トラックビルダーが実装。カスタムコースを自由に作成し、Steamワークショップに共有することができるようになった。現在はコース作成用のアイテムが175個以上あり、今後も随時追加予定だという。また新ドローンとしてBETAFPV Air75が追加。さらにSteam実績も追加されるなど、大規模なアップデートとなっている。

本作は繊細でテクニックが必要なものの、リアルなドローン操作ができる点が特徴。そのシミュレーターとしての完成度の高さは好評を博しており、本稿執筆時点で約800件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。レビューでは本作をプレイしたことにより、現実世界でマイクロドローンを上手に操作できるようになったとする声が相次いでいる。一方で一人称視点でのダイナミックなゲームプレイは3Dレースゲームとしても高く評価されており、ドローンを飛ばした爽快感が気持ちいいといったレビューも数多く寄せられている。

『Liftoff: Micro Drones』はPC(Steam)向けに配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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