超リアルライフシム『inZOI』のキャラメイク体験版、カスタマイズ自由自在でさっそく有名人再現が流行中。作ったキャラは製品版に引き継げる

KRAFTONは8月21日、ライフシミュレーションゲーム『inZOI(インゾイ)』の期間限定デモ版『inZOI: Character Studio』を配信開始した。さっそく多彩なキャラが作成されているようだ。

KRAFTONは8月21日、ライフシミュレーションゲーム『inZOI(インゾイ)』の期間限定デモ版『inZOI: Character Studio』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。デモ版にて、さっそく多彩なキャラが作成されているようだ。

『inZOI: Character Studio』は、『inZOI』のキャラクタークリエイト機能を体験できるデモ版だ。8月26日の13時までプレイが可能。なお、『inZOI』および『inZOI: Character Studio』は日本語には対応しておらず、英語と韓国語での表示となるので留意されたい。また本作はデモ版のため、画面や仕様などは製品版では変更になる可能性があるだろう。


『inZOI』は、Unreal Engine 5による精細なグラフィックが特徴のライフシミュレーションゲームだ。『The Sims』シリーズのようにキャラクターを作成し、神の視点となってそのキャラクターの人生に関与していく。本作では、街のすべてのキャラクターが自分の自由意志で行動する“Comprehensive public simulation (包括的なシミュレーション) ”がおこなわれるという。病気、トレンド、ゴシップなど多彩なイベントが発生するそうで、プレイヤーが関与せずともキャラクターたちが自律的に行動をして、影響を及ぼしあうようだ。


本作のジャンルであるライフシミュレーションゲームにおいては、「自分好みのアバターの生活を四六時中眺められること」が魅力のひとつだろう。『inZOI: Character Studio』では、そんなライフシミュレーションゲームの軸となるキャラメイクを体験できる。

キャラメイクにおいては、基礎となるパーツを選び、それの角度や大きさを微調整するといったオーソドックスな方法で作成可能。微調整の箇所でかなり自由が効くため、作成できるキャラクターの幅は広いようだ。目を細くしたり、逆にぱっちりと大きくしたり、面長にしたり鼻を小さくしたりなど、満足がいくまで顔を作り込むことが可能だ。また、左右非対称の顔なども作ることができ、よりキャラクターのリアルさを高めることができる。パーツに少しクセを加えても、結果的にうまくまとまって美形な顔になるだろう。

そして身体もカスタマイズ可能。筋肉量や脂肪、パーツごとの太さなども調節もできる。体毛などもオプションでつけられるため、キャラクターの年齢や設定に沿った作りができそうだ。


顔、身体以外にも髪型やアクセサリー、衣服もかなり種類がある。髪型は全体の色以外にもメッシュなど部分部分の色を変えることができた。衣服に関してもアウターとインナーを個別に設定できるなど、細かな点にもこだわることができる。そして服に関しては模様などにPC内の画像を取り込むこともできる。さらになんと、服の模様にはAIによる画像生成が利用可能だ。服のフォルムなどはバッチリキャラクターに合っているのに模様だけが気に食わないといったときに活用できるだろう。


そして本作には写真撮影機能があり、さまざまなポーズや表情を取らせて撮影することもできる。現実と同じような空気感があり、実写と一瞬見間違うほどのクオリティだ。止まっているポーズもあれば、動きのあるポーズもある。動きのあるポーズの際は一時停止ボタンを利用して、撮影タイミングを調整することができる。

そうして、完成したキャラクターはゲーム内プラットフォームである「Canvas」にアップロードが可能。Canvasは全世界で作られたキャラクターやオブジェクトなどを見ることができ、気に入ったキャラクターにはいいねやコメントを送ることができる。また、Canvasにアップロードされたキャラクターはダウンロードも可能なので、他のユーザーが作成したキャラクターでプレイすることもできる。

デモ版配信後、ユーザーはさっそくさまざまなキャラを作成しており、実在の人物やキャラクターなども再現されている。『The Sims』シリーズに登場するベラ・ゴスや、ハリー・ポッター、ハーレイ・クインなどのほか、ティモシー・シャラメ氏ビリー・アイリッシュ氏など、著名人の再現もみられる。思い思いのキャラを作れる幅広いカスタマイズが、早くも活用されているようだ。


ちなみに筆者も3体ほどキャラクターを制作し、これだけで3時間遊べた。本作では先述のとおり多岐にわたるカスタムが可能で、その幅広さはどこから手をつければよいか検討もつかないほど。理想のキャラを作るためには、時間をかけて頭を悩ませながら作る必要もあるかもしれない。とはいえこのゲームはプリセットも豊富だ。具体的なビジョンがない場合は、グッとくるプリセットの顔を選んで調整することでかなり好みのキャラクターを作成することが可能だろう。

そして、デモ版でキャラクターを作成して終わりというわけではない。『inZOI: Character Studio』で作成されたキャラクターと作品は 早期アクセス配信開始後、『inZOI』 で引きついで使用できるとのこと。配信に向けてこだわりのキャラを作っておくのもいいかもしれない。


なおゲーム内プラットフォームである「Canvas」に自身が作ったキャラクターをアップロードすることで参加できる「Canvas Top 10 Event」キャンペーンが実施中。トップ10に入賞したユーザーには『inZOI』限定の「AR Company Welcome Kit」が贈呈されるという。またハッシュタグを付けて、X、Instagram、Facebook、TikTok、YouTubeなどのソーシャルメディアで作った作品を共有することで、Tシャツや紐バッグなどの特別な『inZOI』グッズがもらえる「Create a Zoi」ハッシュタグイベントも開催されている。作ったキャラをシェアする際に、キャンペーンに参加してみるのもいいだろう。

『inZOI: Character Studio』は『inZOI』のデモ版として、PC(Steam)にて期間限定で配信されている。8月26日の13時までプレイが可能だ。

Sen Yoshikawa
Sen Yoshikawa

シュミレーター系や作業系のゲームをしたり、絵を描いたり小説を書いたりなどしています。『トライブナイン』の辰沼龍斗がとにかく好きです

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