人気嘘つきギャンブル対戦ゲーム『Liar’s Bar』無料大型アプデで“カオスな新ルール”など新要素どさっと実装へ。だまし合いを超えた、怨み合いをもたらす

Curve Animationは11月25日、『Liar’s Bar』に向けて現地時間11月27日に大型アップデートを実施すると発表した。新ステージや新アバター、新たなルールセットなどが実装される見込みだ。

デベロッパーのCurve Animationは11月25日、『Liar’s Bar』に向けて現地時間11月27日に大型アップデートを実施すると発表した。新ステージや新アバター、新たなルールセットなどが実装される見込みだ。

本作は、最大4人でのオンライン対戦を楽しめるテーブルゲームだ。10月2日にSteam向けに早期アクセス配信開始され、SteamDBによると最大同時接続プレイヤー数が11万人以上を記録している人気作だ(関連記事)。

本作においてはブラフを駆使することが前提の心理戦が繰り広げられ、負けたプレイヤーには最終的に死が待っている。現時点の本作にはトランプを使う「Liar’s Deck」と、サイコロを使う「Liar’s Dice」という2種類のゲームが収録。プレイヤーは、さまざまな動物が擬人化されたキャラクターから自分のアバターを選択し、2〜4人で対戦することとなる。


今回、本作に向けて現地時間11月27日に大型アップデートが配信されることが告知された。まず同アップデートでは、新たなバーとして「The Arcade Bar」が実装。戦いの新たな舞台になるとみられ、詳細は不明ながらアーケードゲーム機などが置かれたバーとなるようだ。そして新アバターとして、レッサーパンダのKudoが参戦。ふくよかな体型と胸元から腕にかけて彫られた入れ墨が特徴的なキャラクターだ。

さらに目玉として「Chaos Ruleset」が実装。Liar’s Deckの新ルールセットとなるようだ。Liar’s Deckの通常ルールセットでは、各プレイヤーにトランプの絵札がランダムに5枚ずつ配られ、順番に手札の中から任意の絵札を選択し、裏向けにテーブルに出していく。出すカードは、ラウンドごとに指定されるテーマと同じ絵札である必要があるが、ブラフとして別の絵札を出すこともできる。プレイヤーは、前のターンのプレイヤーが嘘をついていると感じれば、指摘してトランプを確認可能。嘘が見破られた、あるいは指摘が間違っていたプレイヤーは、リボルバーでロシアンルーレットをおこなわなければならない。


一方でChaos Rulesetにおいて各プレイヤーは、3枚ずつカードをもつことになり、1ターンにつき1枚のみプレイ可能。そして特徴的な要素として、本ルールセットには「Master Card」という特殊カードが存在。プレイヤーが場に出した後、次の番のプレイヤーが指摘することで効果を発揮するカードだ。Master Cardを出したプレイヤーは、誰にでも銃を向けてロシアンルーレットすることができるようだ。

さらにChaos Rulesetではもう1種類の特殊カード「Chaos Card」が用意される。このカードが指摘されると、テーブルの全員が銃を向け合いロシアンルーレットをおこなうになる。まさに混沌とした状況を生み出す一手となるのだろう。誰が味方で、誰が敵かといったプレイヤー間の思惑を見定めるのにも有効だという。ただのだまし合い(bluffing)ではなく、プレイヤー間の個人的な問題に発展していくルールになるとのこと。

このほかプレイヤーの要望を受けて、ついにホストがゲームを終了してもマッチが続行する機能も実装予定だ。ちなみに本作ではプレイヤーの手札を不正に覗き見つつ、キャラクターの首が長く伸びるといった、奇妙なチート行為の存在が報告されていた(関連記事)。公式は次回大型アップデート時に対策予定であることを伝えてきたため、今回のアップデートにてチート対策も強化されるのだろう。

『Liar’s Bar』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

記事本文: 2636