「1ターンで倒しきる」ローグライクカードゲーム『Lethal Dungeon』、来年2月20日リリースへ。限られた手札で“詰将棋”、最適解探しダンジョン攻略
Nihohe Softは10月22日、『Lethal Dungeon』について2026年2月20日にリリースすると発表。本作は配られた手札を用いて、1ターンで敵を倒すローグライクカードゲームだ。

デベロッパーのNihohe Softは10月22日、『Lethal Dungeon』について2026年2月20日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込580円。
『Lethal Dungeon』はローグライクカードゲームだ。本作では攻撃や防御などの行動がカードになったデッキを用いてダンジョンを攻略することとなる。しかし1ターンで襲いかかる敵を倒す必要がある。敵を倒してお金を稼ぎ、デッキを強化しつつダンジョンを進行する。

ダンジョンを進むにあたっては、初めに手札が配られる。プレイヤーはその手札のみで戦い、敵を倒しきらなければならない。より少ない枚数で敵を倒せば、報酬が多くもらえる。どうしても手持ちのカードで倒しきれない場合には、お金を消費してマリガン(引き直し)や追加の手札をドローすることも可能だ。さらにカードの使用順を間違えた場合には、回数制限付きで初めからやり直せる。強力なデッキを作りつつ、カードを的確に使っていく必要があるだろう。
またダンジョン内には宝箱などが配置されていることもある。そこではカードをデッキと入れ替えたり、強化することも可能だ。そのほかレリックとして、追加効果を獲得することもできる。道中ではカードの効果を強化して、より強力なカードを入手。入手できるカードやレリックはプレイごとにランダムで提示されるため、毎回異なるゲームプレイが楽しめるだろう。
そのほか本作にはパワーデッキやアサシンデッキ、マナデッキなどといった複数のデッキが収録されている。それぞれ違ったコンセプトとなっており、たとえばパワーデッキは5ダメージ以上を出したとき、1つ後ろの敵にも2ダメージを与える。またプリントデッキと呼ばれるデッキは戦闘中に1回だけ、ゲーム画面上にあるものをなんでもカードに変える効果を持っている。なお体験版ではパワーデッキしか使えないものの、製品版では6つのデッキが存在するとのことで、さまざまな戦略を試しつつダンジョンを攻略できそうだ。

本作を手がけるのは個人デベロッパーのにほへ氏。同氏は論理パズルローグライク『Mimic Logic』を2024年にリリースしており、本稿執筆時点で約450件中98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。『Lethal Dungeon』はそんな同氏の2作目となる作品。筋道を立てて回答を探すというゲームプレイは、限られた手札で敵を倒しきるというデザインとして本作にも受け継がれているようだ。
なお本作は同氏のXアカウントにて、2024年10月に発表された。その後制作の進捗が公開されたり、体験版が配信されたりと注目を集めてきた。そして今回、本作の発売日が発表されたかたちだ。
『Lethal Dungeon』はPC(Steam)に向けて、2026年2月20日に発売予定だ。また本作はSteamにて無料体験版を配信中だ。