『Lethal Company』の開発者、次回アップデートで「最強“慢心”クリーチャー」を実装すると宣言。己の力に酔うナルシスト系クリーチャー

Zeekerss氏は5月26日、『Lethal Company』の次回アプデ予定の概要を共有。新クリーチャーとして、「作中最強ながら慢心もする」クリーチャーを実装するつもりだという。

個人デベロッパーのZeekerss氏は5月26日、『Lethal Company』の次回アップデートの内容について自身のXアカウントにて共有。“ゲーム内でもっとも強力なクリーチャー”が登場するという。

『Lethal Company』は、最大4人協力プレイ対応のホラーゲームだ。PC(Steam)向けに2023年10月から早期アクセス配信をおこなっている。プレイヤーは「Company」の契約社員として放棄された衛星に向かい、各所を探索して物品を回収しつつ期限内にノルマを達成。無事に帰還することを目的とする。

本作を手がけるZeekerss氏は現在、2025年10月の発売を予定する新作ゲーム『Welcome To The Dark Place』の制作に取り掛かっている。『Lethal Company』については昨年8月に大型アップデートとなるバージョン60をリリースしたものの、「『Lethal Company』で燃え尽きた感じがある(I’m burning out on Lethal Company)」として当面の間は新作の開発に注力する意向を示していた(関連記事)。

そしてその後は軽微なアップデートに留まっていたが、3月に突如「(急にエネルギーが湧いてきた)my energy level is suddenly very high」として、『Lethal Company』のアップデートの再開をほのめかす文章を投稿。同氏がこうした決断に至った背景には、同じく協力型のホラーゲームである『R.E.P.O.』の存在があるという(関連記事)。

『R.E.P.O.』

『R.E.P.O.』は物理演算ベースの協力プレイ対応ホラーゲームで、廃墟から貴重品をなるべく多く持ち帰るという『Lethal Company』にも似たコンセプトの作品となっている。物理演算によって時折突飛な挙動が見られることもあり、笑えるホラーゲームとして人気を獲得。Steamで2月26日に早期アクセス配信開始された後、瞬く間に大ヒットをあげている(関連記事)。

Zeekerss氏は『R.E.P.O.』によって触発され、『Lethal Company』のアップデートを再開することとなった模様。そうしてユーザーがアップデート再開に歓喜し待ちわびる中、同氏は5月26日に自身のXアカウントに投稿。アップデートに登場する新たなクリーチャーに言及した。そのクリーチャーはゲーム内でおそらくもっとも強力であり、自身の力に簡単に酔いしれてしまうのだという。また、たまにまったく意味のない行動を「ただそれができるから」という理由だけでおこなうこともあるようだ。

Zeekerss氏の当該投稿では全体的に抽象的な表現になっており、どのような能力を持ったクリーチャーなのかはほとんど読み取れない。しかし、強力であるがゆえに余裕があり、そこに隙が生まれるようなデザインのクリーチャーとなっているのだろうか。これまで本作に登場したクリーチャーは、どれもユニークな対処法が設定されてきた。次回のアップデートで追加されるこのモンスターも、面白いギミックを備えていることに期待したい。

ところで、同氏は4月29日に次回のアップデートについての方針を決めかねていることをユーザーに共有している。控えめな内装のアップデートをするか、もしくは数週間待って1体か2体のクリーチャーを追加するかという2択で、後者にするつもりだと明かしていた。そこから本稿執筆時点までの間にアップデートは来ていないことからも、やはりクリーチャーを追加するアップデートを予定しているようだ。このポストからはもうじき1か月が経過しようとしている。そろそろアップデートが配信される可能性もあり、動向には注目したい。

『Lethal Company』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

記事本文: 163