島巡りサバイバルクラフト『Len’s Island』人気大爆発。「最大8人プレイ対応」正式リリースアプデで、最大同接記録ぶっちぎり更新
Fireshine Gamesは6月19日、サバイバルクラフトアクションRPG『Len's Island』を正式リリースした。最大8人までの協力プレイに対応するなど大規模なアップデートが実施され、人気を大きく高めている。

デベロッパーのFlow StudioとパブリッシャーのFireshine Gamesは6月19日、アクションアドベンチャーゲーム『Len’s Island』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Len’s Island』は最大8人までの協力プレイが可能な、サバイバルクラフトとアクションRPGが融合したゲームだ。プレイヤーは新たな人生を求めて謎めいた群島を訪れることになる。持ち物はバックパックに入った道具と、「やればできる」という気持ちだけである。戦闘、建築、農業、釣り、探検などなど、プレイヤー次第でさまざまなスタイルで遊べる作品だ。

本作は2021年11月に早期アクセス配信を開始。長い時間をかけてアップデートが続けられてきた。これまでに集めたSteamユーザーレビューは約3800件、そのうち85%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。本作はサバイバルクラフトとアクションRPGの良いとこ取りをしたような作品である。サバイバル要素は満腹度がある程度で、満腹度がいっぱいでないと体力が回復しないという『マインクラフト』に近いかたちだ。生存のために奔走しなければ死んでしまうような厳しいものではないため、食料を確保し、拠点を築いていくサバイバル要素をゆったりと楽しむことができる。
オープンワールドな世界はランダム生成されるが、完全なランダムではなく各バイオームやダンジョンなどを一通り楽しめるような配慮がされている。ダンジョンを探検するアクションRPG要素もあり、ボスなども存在するが、ダンジョン内でクラフト要素を使って自分で道を作るといったことも可能。ジャンルの融合により思わぬ攻略法も生み出せるかもしれない。
さらに、拠点では満月の夜を迎えるたびに「ハーベストムーン」という襲撃イベントも発生する。強固な拠点を築いて敵を迎え撃つ防衛ミッションだ。拠点のクラフトはパーツを組み合わせるかたちとなっており、建築が苦手なプレイヤーでも見映えする建物が作りやすくなっている。その分、防衛力という機能性を求める要素が加わっていて、配置に工夫を凝らす楽しみ方ができるわけだ。なおイベントへの挑戦は任意であるため、強いられることはない。


そして正式リリースに伴い、プレイヤー自身を含めて最大8人のマルチプレイが実装。それに伴いセーブデータがワールドとキャラクターを分離するかたちに変更されている。自分がいつも使っているキャラクターをそのまま使って、他プレイヤーのワールドに遊びに行けるようになっているわけだ。また最終ダンジョンとボスおよびエンディングの実装、スライムバイオームとボス、武器・防具などの新規アイテム、世界観を深堀りする古代言語解読など、さまざまな要素が追加された。また、期間限定の無料プレイも解禁。早期アクセス段階で指摘されていた世界観の薄さも、古代言語の解読というかたちで補われているほか、クラフトも戦闘もすべてが拡大、バランスの再調整がおこなわれている。
また正式リリースにあわせて、期間限定の無料プレイも実施。その結果、過去のSteam同時接続プレイヤー数記録を大幅に上回り、ピーク時に約1万6000人を記録する盛況ぶりとなっている(SteamDB)。サバイバルクラフトとアクションRPGの良いとこ取りをしたと評価されてきた作品が新しく生まれ変わったと言えるほどの変貌を遂げ、協力プレイの実装も相まって多くの人に楽しまれているわけだ。無料プレイ期間は日本時間で6月24日午前2時まででまもなく終了を迎えるが、まずはお試しで遊んでみるのも良いかもしれない。
『Len’s Island』はPC(Steam)向けに配信中。現在はセールを開催中で、7月4日までの期間限定で定価の35%オフとなる税込2210円で購入可能だ。なお、ゲーム内は日本語表示に対応しているが、一部が文字化けするなどの品質問題が指摘されている。こちらは今後のアップデートでの改善が告知されている。