Riot Gamesは9月11日、『League of Legends』(以下、LoL)に向けてパッチ14.18を配信した。あわせて9月25日よりスタート予定であるランクスプリット3、および同日に配信されるパッチ14.19での変更点を紹介している。Riot Gamesによれば、パッチ14.19では、リーサルテンポの復活や、レジェンダリーアイテムの全体的な弱体化がおこなわれる見込みだ。
リーサルテンポは、「栄華」カテゴリに属するルーンのひとつだ。敵チャンピオンに通常攻撃をおこなうことで発動し、6秒間攻撃速度が増加。この効果は最大6回まで重複(スタック)し、最大スタックとなった際には射程も向上していた。
リーサルテンポでは攻撃速度が向上するという効果により、アイテムが揃っていない状態でも一定の攻撃速度が確保できていた。そのため攻撃速度上昇アイテムの重要性を強めることを目的として、Riot Gamesはパッチ14.10にてリーサルテンポを削除する、と告知(関連記事)。パッチ14.10ではリーサルテンポが削除され、同じ栄華カテゴリであるルーン「プレスアタック」が調整されるかたちで、代替となるルーンが用意されていた。
しかし先日には本作の中国サーバー開設13周年記念配信にて、開発者よりリーサルテンポが復活することが告知。そして今回公開された「/dev: 2024 Split 3 Gameplay Changes」にて、次回パッチ14.19にて復活することが発表された。Riot Gamesは復活の背景として「リーサルテンポの代わりになるようなルーンがない」というようなプレイヤーの声が多数集まっていたことを説明。そのため、削除前から多少効果は変えつつも、ルーンのコンセプトを維持した新たな「リーサルテンポ」を復活させることを決定したようだ。
新たなリーサルテンポでは、以前と同様に、敵チャンピオンを攻撃することで攻撃速度が増加する効果が存在。ただ自身のレベルに応じてその効果量が大きくはならず、常に一定の攻撃速度を獲得する形式になる。またスタックが最大となった場合には、射程向上ではなく、追加ダメージを与えるようになっているとのこと。Riot Gamesはこのことにより、攻撃速度が必要なチャンピオンへのルーンの選択肢を提供しつつも、攻撃速度アイテムの重要性を確保できる、としている。
このほかパッチ14.19では、ほぼすべてのレジェンダリーアイテムのステータス効率が5%から15%ほど削除される予定。そのほか購入予定のアイテムを「ワンクリック購入」できるアイテムビルドキュー(Item Build Queue)なる機能なども登場する見込み。詳細については、「/dev: 2024 Split 3 Gameplay Changes(英語)」を参照されたい。
『League of Legends』はPC向けに基本プレイ無料で配信中だ。またパッチ14.19は9月25日の配信を予定している。