『League of Legends』新チャンピオン「オーロラ」、7月17日のパッチ14.14にて実装へ。“友達”とともに「霊的領域」を行き来する精霊使い

Riot Gamesは6月20日、『League of Legends』の168体目のチャンピオンとなる「オーロラ」の概要を発表した。7月17日に適用されるパッチ14.14にて実装される予定だ。

Riot Gamesは6月20日、『League of Legends』(以下、LoL)の168体目のチャンピオンとなる「オーロラ」の概要を発表した。7月17日に適用されるパッチ14.14にて実装される予定だ。

オーロラは、極寒の地フレヨルドのアーム村で暮らしている、ヴァスタヤと呼ばれる獣のような耳をもった種族だ。眼鏡をかけ、ウサギの耳を持っているのが特徴。オーロラは霊的領域と物質領域の狭間が見える独自の能力があり、周囲の人々とは馴染めなかった代わりに、精霊たちと友達になったという。そして霊的領域について詳しく知ろうと決意を固めたオーロラは、フレヨルド中を巡る旅を始めることとなる。


オーロラはすでにゲーム内イベント「炉床の家の心(The Spirit of Hearth Home)」にて登場。既存のチャンピオン「オーン」とのひと時の出会いと交流が描かれており、ポイント&クリック式のミニゲームとして遊ぶことが可能であった。それが今回新規に実装されるチャンピオンとして改めてお披露目されたかたちだ。

ゲームプレイとしては、精霊と“霊的領域”を活かした魔法ダメージと、多彩な動きが特徴。固有スキル「精霊の解放」は、スキルまたは通常攻撃で敵に3回ダメージを与えると、魔法ダメージを与え、助けた精霊を従えて「精霊状態」になる。精霊状態では、3秒間移動速度が増加し、体力回復量が増加する。また助けた精霊の数に応じて、「精霊状態」のボーナスが5%ずつ増加する。

Q「折れ重なる魔法」は、方向指定で再発動可能なスキル。指定方向にエネルギーを放ち、命中した敵に魔法ダメージを与えつつ、精霊エネルギーでマークをつける。再発動すると、精霊エネルギーを自分の元に引き戻す。このとき、敵と自分の間にいる敵すべてにダメージを与える。後方にいる敵に当てるか、当てた敵が後ろに逃げた際には、広い範囲にダメージを与えられるだろう。


また移動スキルも存在。W「ベールを越えて」は指定した方向に飛び跳ねるスキル。壁も越えることが可能だ。発動後数秒間はインビジブル状態となる。敵チャンピオンからキルおよびアシストを奪うと、このスキルのクールダウンが解消される。ジャングラーによるガンク(挟撃)や、集団戦で真価を発揮するだろう。姿も一時的に隠れるので、いざとなったときの逃走用スキルとしても有用だろう。

E「ウィアーディング」は、後方に小さく跳ねつつ、精霊魔法を放つ範囲スキル。スロウ効果も与えるため、そこから先ほどのW「ベールを越えて」やQ「折れ重なる魔法」を組み合わせ、追撃すると良さそうだ。


そしてアルティメットスキルのR「世界の狭間」は、広い範囲に精霊エネルギーを発射する範囲スキルだ。範囲内は「霊的領域」となっており、オーロラはこの範囲のある一点から別の一点まで瞬間的に移動できるようだ。また敵がこの境界を越えようとすると、範囲の中心に引き寄せられ、スロウ効果とダメージを受ける。狭い範囲に敵を押し込めつつ、自分はあちこちを飛び回りつつ立ち回ることができるスキルとなりそうだ。

開発チームによれば、オーロラの原案は2018年から構想されていたそうだ。「精霊魔法を扱うウサギの魔女」というコンセプトはたびたび新チャンピオンの案としてあがりつつも、なかなか形になることはなかったという。ときには「スキルを盗む」という案や、「霊的領域」についての構想も組み立てられたという。その際のアイデアは今ではサイラスやヨネなどにも受け継がれているとのこと。


紆余曲折ありつつも、構想より6年ほどが経ち、ようやく今回新チャンピオンとして形になった「オーロラ」。メイジという、基本的に機動力が低いとされる立ち位置のチャンピオンではありつつも、ウサギらしい軽快さを活かしたアグレッシブで素早い動きは、相手を翻弄させることになるかもしれない。

League of Legends』の新チャンピオン「オーロラ」はパッチ14.14にて実装される見通しだ。パッチスケジュールによれば、7月17日に適用される予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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