ハイテク外骨格FPS『La Quimera』4月25日配信へ。荒廃した未来の世界にて、外骨格フル活用のアクションで敵メカを粉砕

Reburnは4月7日、『La Quimera』を4月25日Steam向けに配信することを発表した。本作は人型兵士やロボットなどを相手にして戦うFPSだ。

デベロッパーのReburnは4月7日、同社の開発するSFシューター『La Quimera』を4月25日に配信することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発売に先駆けて、4月12日23時から24時間限定のクローズドベータテストが開催される。

『La Quimera』は、近未来のラテンアメリカを舞台にしたSFシューティングゲームだ。2064年、一連の自然災害によって多くのシステムが失われ、国家の大半が崩壊を迎えた世界。小国に分裂した人間社会においては、軍隊に代わって雇われの傭兵部隊が大きな力を持つことになる。プレイヤーはPMC(民間軍事会社)の工作員となり、ハイテク武器や外骨格スーツを用いて、敵対勢力との戦いに挑んでいく。また本作はシングルプレイに加え、最大3人協力プレイにも対応する。

Reburnは4月7日、本作の発売日が4月25日になることを発表した。価格を29.99ドルとしており、日本円での販売価格は不明だが、本稿執筆時点のレートに換算すると約4400円となる。さらに、発売に先駆けて本作のクローズドベータテストが4月12日から24時間限定でおこなわれることも明かされた。日本では4月12日23時に開始となる模様。参加できるユーザー数には限りがあるそうで、現在Steamストアページにてクローズドベータへのアクセスをリクエスト可能だ。シングルプレイのほか協力マルチプレイも可能で、重要なミッションの一部が体験できるとしている。

そして同スタジオは同日、本作のゲームプレイトレイラーを公開。映像では、さまざまな武器や複数の「EXO SKILLS(外骨格スキル)」を使用する様子がみられた。爆発や炎上などのエフェクトが印象的で、本作では人型兵士やロボットを相手に、かなり派手な戦闘が繰り広げられるようだ。

ところで、本作の開発およびパブリッシングを行うReburnは、『Metro』シリーズを手がけた老舗スタジオ4A Games Ukraineの一部のメンバーらによる新しいスタジオだ。本作発表時にスタジオの存在が明かされ、『La Quimera』は同スタジオが手がける最初のタイトルとなる。ウクライナを拠点とするスタジオということで、過去数年間はロシアによるウクライナ侵攻の戦火に見舞われる中での開発となったようだ。Reburnには『Metro』シリーズで実績を残した開発者も多数在籍しているようで、強力な布陣で臨む同スタジオの新作に期待が高まる。

なお、一時は4A Gamesのウクライナスタジオである4A Games Ukraineがそのままリブランディングされたのではないかとの報道もなされたが、4A Gamesはこれを否定。4A Games側としては、Reburn はあくまで4A Games Ukraine の元スタッフが在籍しているだけの別スタジオであるということだ。ちなみに4A Games Ukraineを含め、4A Gamesは従来通りの体制でゲーム開発を続ける意向を表明しており、現在『Metro』シリーズの新作と“新たなAAAゲーム”の2本の新作タイトルを開発中のようだ(関連記事1関連記事2)。

『La Quimera』はPC(Steam)向けに、4月25日発売予定。日本時間4月12日23時からは24時間限定のクローズドベータテストが実施される。ストアページの「アクセスをリクエスト」から参加申し込みが可能になっている。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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