『天穂のサクナヒメ』二次創作パズルゲーム『ココロワヒメ、おにぎりを届けるの巻』Steam版7月5日配信へ。じっくり遊べるが悩ましい、歯ごたえのあるおにぎり配達

 

国内の同人ゲームサークルですのや☆は、『ココロワヒメ、おにぎりを届けるの巻(-Kokorowa Onigiri Delivery-)』Steam版を7月5日に配信開始すると発表した。通常価格は470円で、リリース時には1週間10%オフのセールが実施予定となっている。

『ココロワヒメ、おにぎりを届けるの巻』は、ココロワヒメがからくり兵を使ってサクナヒメにおにぎりを届ける、『天穂のサクナヒメ』の二次創作からくりパズルゲームである。『天穂のサクナヒメ』は、サークル「えーでるわいす」が制作し、2020年に発売された和風アクションRPGだ。主人公のサクナヒメは、武神と豊穣神の間に生まれた自堕落な神。同作では、ヒノエ島へ追放されたサクナヒメの視点から、本格的な米づくりシミュレーションや稲作によって強くなる成長システムなどと共に、鬼との戦いが描かれていた。なお7月6日からは、同作のテレビアニメが放送予定となっている。

本作『ココロワヒメ、おにぎりを届けるの巻』ではココロワヒメを主役に、彼女が探索を頑張るサクナヒメの元へおにぎりを届ける様子が、パズルゲームとして展開される。本作では、からくり兵が画面上に存在するすべてのおにぎりを回収し、サクナヒメの元へ届けられればステージクリアとなる。

ただしからくり兵は、基本的にはまっすぐに進み続けるだけとなっており、細かな指示は受け付けてくれない。そこでココロワヒメは、盤上に仕掛けを設置。進行方向を変える床やステージ上の仕掛けを破壊できる爆弾、1マス前方を飛び越える跳ねしめじなどを置き、からくり兵のルートを構築していく。ステージ上のギミックと方向指示によってルートを予め組み上げ、サクナヒメの元へおにぎりを届けるのだ。

ゲーム開始直後こそ簡単なステージが待ち受けているものの、徐々に難しいステージが登場。もう一方の場所まで転移する鳥居や動く床といった多数のギミックも用意されており、シンプルながら手応えのあるパズルゲームが展開される。システム面では、1手戻すボタンや最初の状態へ戻すボタンも搭載。試行錯誤が気軽にできるようになっているそうだ。


本作は、ですNO氏による同人ゲームサークル「ですのや☆」が手がけている。過去作としては、『不思議な月の夜のとばり』『リズとルカのマホウのカバン』など多数の作品をリリース。2024年5月にリリースした『SUPER ALICE DOLLS』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー25件中100%の好評を獲得している。

本作『ココロワヒメ、おにぎりを届けるの巻』は、2021年2月にPC(BOOTH/DLsite)向けにリリース。リリース前には、『天穂のサクナヒメ』を制作したえーでるわいすのなる氏が、「 原作キャラと設定を活かした、小粒だけどしっかり遊べる古き良き同人ゲームのおもむき」と評していた。今回はそんな本作が、テレビアニメの放送にあわせてSteamでも配信を開始するわけだ。なお、ですNO氏のX(旧Twitter)アカウントによると、本作には新しい夜ステージなど、新ステージが追加予定であるようだ。

『ココロワヒメ、おにぎりを届けるの巻』Steam版は、7月5日に通常価格470円で発売予定。リリース後から1週間は、10%オフのセールも実施予定となっている。また本作は、PC(BOOTH/DLsite)向けにも配信中だ。