古墳少年アドベンチャー『こふんは生きている ーマホロヴァ・クラブの死体さがしー』9月10日発売へ。自分を古墳だと思い込む少年による、出会いと死体探しの個性派冒険譚

PLAYISMは9月3日、『こふんは生きている ーマホロヴァ・クラブの死体さがしー』を9月10日にSteamに向けて発売すると発表。本作は自分を古墳だと思い込んでいる少年が死体を探すアドベンチャーゲームだ。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは9月3日、『こふんは生きている ーマホロヴァ・クラブの死体さがしー』を9月10日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込1400円。発売日発表にあわせた新動画も公開されている。

『こふんは生きている ーマホロヴァ・クラブの死体さがしー』は、自分を古墳だと思い込んでいる少年が死体を探す、王道ジュブナイルアドベンチャーゲームである。本作の主人公であるこふんくんは、なかよし公園に住んでいる男の子だ。彼は自分を古墳だと思い込んでおり、立派な死体を見つけて立派な古墳になるのが夢なのだという。古墳の中では、前方後円墳がいちばんかっこいいと思っているそうだ。本作ではそんなこふんくんが、自分の中に入れる死体を探す奇妙な冒険を繰り広げる。こふんくん以外に、元気いっぱいな埴輪の少年ハニワくんや、考古学大好きな埴輪族のメガネくん、大学の方から来た筒のおじさんなども登場。個性あふれる人たちとの出会いによって、こふんくんは成長していくそうだ。

こふんくんは、死体を求めて遊び場を探索していくようだ。プレイヤーは気になるオブジェクトやキャラクターなどを調査。探索によって、ゲームが進行する。本作ではオブジェクトの調査や公園の遊具で遊ぶなど、探索をおこなうとアクションポイントが獲得可能。アクションポイントの使用によって、こふんくんは新スキルや謎解きのヒントなどが獲得できるという。さまざまな経験によってアクションポイントを獲得し、こふんくんの成長と共にゲームが進むのだろう。

またメインストーリーは、「やることリスト」によって目標が提示されており、進め方がわかりやすくなっている。メインストーリー以外に、戦利品の収集やストーリーと関係のないロケーションなども用意されているそうだ。なおこふんくんの声を鬼頭明里さん、ハニワくんの声を貫井柚佳さんが務めるなど、声優陣によるボイスも用意されている。

本作は、同人ゲーム制作サークルのCAVYHOUSEが手がけている。過去作としては、内蔵を育てる『わすれなオルガン』やVR対応のADV『マヨナカ・ガラン』など個性的な作品をリリース。2021年にリリースされた『くちなしアンプル』は、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー52件中78%の好評率となっている。

本作は2022年に発表。イベントへの出展などを経て開発が進められてきた。過去作同様、個性的な世界観などに期待できそうだ。なおSteamでは、キャラクターや基本的な進め方などが確認できる体験版が公開中となっている。

こふんは生きている ーマホロヴァ・クラブの死体さがしー』はPC(Steam)向けに、通常価税込1400円で9月10日発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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