プレイが記録されて「初音ミクのMV」になるゲーム『KOEGASURU』無料で4月25日配信へ。謎解きをクリアすると、その様子が“自分だけのMV”に

もち大工学部は4月18日、『KOEGASURU』を4月25日にSteam向けに無料配信すると告知した。本作は謎解きゲームだが、そのプレイの様子がMVになるのだという。

国内のサークルもち大工学部は4月18日、『KOEGASURU』を4月25日に配信すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。また4月27日に開催予定の同人即売会「M3-2025春」では、ゲーム内のアイテムをイメージしたメモリー型キーホルダーの頒布も予定されているそうだ。

『KOEGASURU』は、初音ミクを操作して謎解きゲームを遊んでいくとミュージックビデオになる、謎解き脱出ゲームだ。本作でプレイヤーは、初音ミクを操作して室内に存在するいくつかの謎に挑戦する。公開されている動画などによると、コンピューター上での謎解きやりんごを空中に持ち上げる、暗証番号を探して入力するといった4つの試練が登場。プレイヤーは謎を解くことで、脱出を目指していくようだ。音楽ユニットTEMPLIMEの楽曲「こえがする(KOEGASURU)」を舞台にした、謎解き脱出ゲームが繰り広げられる。

また本作では、謎解きに挑む様子がMVになるという。本作ではプレイヤーが初音ミクを操作して謎をクリアしていく過程が、すべて記録されている。そうした記録によって、4つの謎解きをクリアしたあとには、ゲームプレイ内容が各プレイヤーだけのMVになるわけだ。

システム面では、本作は直感的な簡単操作と説明されている。移動以外に、クリックによるモノのキャッチとリリース、ヒント機能などが利用可能。気になるものへ焦点あてて、クリックしながら謎を解いていくそうだ。またクリア後には、隠しモードがプレイ可能。ストアページ上の画像を見る限り、ミクにネギを当ててスコアを稼ぐゲームも遊べるようだ。

本作は、もち大工学部およびTEMPLIMEが制作している。もち大工学部はイラスト・3Dモデリングなど担当のずもち氏と、プログラミング・映像など担当のYuKiMuMa氏によるサークル。foriio内の同サークルページによれば、TEMPLIMEの楽曲「こえがする」のMVなど、多数の楽曲のMV制作に携わってきたようだ。なおずもち氏は、先日発売された『ガールズメイドプディング』でも、キャラクターデザインやイラスト、キャラクターモデリングなどを担当していた。

またTEMPLIMEは、作曲家KBSNK氏とDJのtempura氏による音楽ユニットだ。2019年に活動をスタート。2024年には初の単独アルバム「EMPT MILE」をリリースするなど、精力的に活動してきたそうだ。

本作『KOEGASURU』では、TEMPLIMEの楽曲「こえがする」のMVが舞台となっている。同MVでは、初音ミクが謎の部屋で過ごす様子などが移されていた。本作では、そんなMVの世界がどのようにゲームとして表現されているのだろうか。

『KOEGASURU』は、PC(Steam)向けに4月25日無料配信予定だ。

また4月27日に東京流通センターで開催予定の音系・メディアミックス同人即売会「M3-2025春」には、サークルとしてTEMPLIMEが参加予定。会場では税込1500円で、ゲーム内で重要な記録にまつわるアイテムをイメージした、記録メディア風アクリルキーホルダー「KOEGASURUメモリー型キーホルダー」が頒布予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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