
物理演算・“壺投げ”和風ホラー『Kodoku:As the Moon Mourns』Steamにてお披露目。壺を片手に立ち向かう、異形たちの徘徊する壺の世界
個人ゲーム開発者の比良坂氏は9月8日、『Kodoku:As the Moon Mourns』のSteamストアページを公開した。

個人ゲーム開発者の比良坂氏は9月8日、『Kodoku:As the Moon Mourns』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに2026年春ごろ発売予定。ストアページ公開にあわせて、PVやスクリーンショットも公開されている。
『Kodoku:As the Moon Mourns』は、巨大な壺の中の世界で魂を集めて現世へ帰ろうとする、和風サバイバルホラーゲームである。本作の主人公・洞星(うろほし)は。大学教授の男だ。本作で彼は、失踪したはずの友人から手紙を受け取り、消息を追って奇妙な信仰の残る山奥へ向かっていた。しかし洞星は、崖から足を踏み外してしまう。気がつくと彼は、巨大な壺の中の世界にやってきていた。洞星は、異形たちが存在する異界で1人の少女と出会い、現世に帰るため壺に魂を集めることとなる。誰かの後悔とトラウマで満ちた壺の世界で、恐ろしい異形たちに見つからないように進む恐怖が繰り広げられる。


主人公の洞星は、魂を集めるために異界を探索していく。壺の中の世界には、呪いの壺と一体化してしまった元人間の壺男や、巨大な牛車をひくガイコツといった異形たちが存在している。しかし本作では、怪物や異形は倒せないのだという。そこでプレイヤーは、彼らの注意を逸らして気づかれないように進む。ある程度魂を集めたあと、主人公の洞星は手にした壺を投げられるようになる。壺には物理演算が適用されており、遠くのギミックを作動させるといった使い方もできるとのこと。本作では物理演算の適用された壺をうまく使いながら、敵から身を潜めて魂を集めていくわけだ。
また本作では謎めいたストーリーが展開されるという。主人公の向かった山奥には、異形の観音像が存在。壺の中の世界には、燃え盛る焦土や奈落の谷底、虚飾にまみれた寺院なども待ち受けている。主人公の洞星の辿った孤独な旅の果てには、何が待っているのだろうか。本作ではストーリーや壺のアクションなどとともに、異形に追われる恐怖が描かれるのだろう。

本作は、個人ゲーム開発者の比良坂氏が手がけている。X(旧Twitter)アカウントを見る限り、同氏はこれまでにUEFN(Unreal Editor For Fortnite)を使ったゲームやCG作品などを制作してきたようだ。本作『Kodoku:As the Moon Mourns』についてはインディーホラーゲームなどとして、2024年頃から関連があると思われる敵モンスターやロケーションの制作状況が公開。今回は、Steamストアページが公開となったかたちだ。なおプレスリリースによると、本作は2025年内に体験版がリリース予定であるそうだ。
『Kodoku:As the Moon Mourns』は、PC(Steam)向けに2026年春リリース予定。1000円程度での販売を予定しているそうだ。
