最大4人マルチ対応協力ホラー『KLETKA』発表。“雑食性エレベーター”に乗りこみ地下を探検、燃料が切れればエレベーターはプレイヤーを“喰らう”


デベロッパーのCallbackとln404は7月26日、『KLETKA』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年第4四半期に配信予定。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『KLETKA』は最大4人協力プレイに対応しているホラーゲームだ。舞台となるのは、クレトカと呼ばれる巨大な建造物。クレトカは、生きたエレベーターが人を食うなど異常な場所で、犯罪者が送りこまれる先となっている。プレイヤーは有罪判決を受けた受刑者としてクレトカに向かい、エレベーターにエサをやりながら地下100階を目指すことになる。


本作のエレベーターは雑食性であるとのこと。燃料があるうちはおとなしく動作するが、燃料が切れると手近な肉を食って腹を満たそうとするという。プレイヤーは燃料が切れる前にエレベーターをストップ。各階を探索し、物資を補給しながらクレトカを降りていく。なおストアページの説明によると仲間はよい燃料になるとのことで、マルチプレイ時にはチームメンバーを食わせることもできるようだ。

各階の構造はプレイごとに変化。屋内であるにもかかわらず雷雨が降るなど、異常な現象が発生する。燃料など有用な物資が存在していることがあるが、トラップやモンスターなど危険も存在。一方、エレベーターにはスキャナーが設置されており、探索する前に物資やトラップの量をある程度把握することが可能。またアップグレードアイテムを使用し、スキャナーの性能やエレベーターの燃費を強化するといった要素も存在する。

そのほか、クレトカの内部ではサモスボルと呼ばれる現象が発生することがある。サモスボルは極めて危険な現象で、発生すると、その階にいる人間はみな殺されるという。サモスボルが発生する前にはサイレンが鳴るため、サイレンが聞こえたら急いでエレベーターに向かい、次の階へ降りる必要があるそうだ。そうしてわずかな生き残りの希望を求め、地下深くへ進んでいくことになるのだろう。


本作はCallbackとln404が共同で開発。Callbackは過去に、UFOがテーマのアドベンチャーゲーム『Kujlevka』を制作している。同作はSteamユーザーレビューで、本稿執筆時点で約390件中93%が好評とする高い評価を得た。一方のln404はローグライトFPS『Force Reboot』などを開発。こちらはユーザーレビューで約480件中96%が好評となっている。どちらの作品も「非常に好評」ステータスを獲得しており、それぞれ高評価作品を手がけてきた両スタジオがコラボして、本作『KLETKA』を打ち出すかたちとなる。

『KLETKA』はPC(Steam)向けに、2024年第4四半期に配信予定だ。なお現在Steamではデモ版が配信されており、日本語表示に対応している。興味のある方は触れてみるのもよいだろう。