傑作美少女ゲーム『AIR』Steam版発表、3月5日配信へ。Keyによる「泣きゲー」の代表格が、フルボイス対応でPCに蘇る

ビジュアルアーツは2月14日、『AIR』Steam版を発表した。本作は美少女ゲームブランド「Key」よりリリースされた、「泣きゲー」として評価を受ける恋愛アドベンチャーゲームだ。

ビジュアルアーツは2月14日、『AIR』Steam版を発表した。同作は3月5日17時に、税込3200円で発売予定。日本語字幕および主人公を含むフルボイスに対応する。配信開始記念として、3月19日までの期間は10%オフで購入できる。

オリジナルの『AIR』は、美少女ゲームブランド「Key」の第2弾として2000年9月にリリースされた、PC用の18禁恋愛アドベンチャーゲームである。本作の主人公・国崎往人(くにさきゆきと)は、手を触れずに人形を動かす不思議な大道芸で路銀を稼ぐ青年だ。国崎は少年時代に亡き母から託された言葉の意味を求めて、旅を続けていた。ある夏の日、国崎は路銀が尽きたことをきっかけとして、海辺にある小さな田舎町を訪問。神尾観鈴と出会い、小さな田舎町で過ごすことになる。青く広がる夏の空の下、「親子の愛」をテーマにした少女たちとの日々が繰り広げられていく。

本作では2000年のオリジナル版リリース後、全年齢対象のPC向版やコンソール版なども多数発売。TVアニメや劇場アニメなど、メディアミックスもおこなわれている。またプレイヤー間ではいわゆる「泣きゲー」の代表格として、感動的なシナリオが非常に高い評価を受けてきた。

プレスリリースによると『AIR』Steam版では、登場人物たちの繊細な心情を描いた感動作が、最新のビジュアルノベルエンジンでプレイできるという。まず本作には、外伝小説である「初空の章」が、フルボイスのビジュアルノベルとして収録されている。画面はHD画質に対応し、LEDバックライト液晶ディスプレイの発色にあわせてCGのカラーリングが再調整。これまでのPC版にはキャラクターボイスは用意されていなかったが、Nintendo Switch版などと同様に声優陣によるフルボイスで物語が彩られる。そのほかテキストは日本語、英語、中国語(簡体字)に対応。Steam Deckへの完全対応や、代表的な各種コントローラーへの対応もおこなわれているとのこと。

本作ではNintendo Switch版などに近い内容をベースに、Steam向けの対応がおこなわれているのだろう。フルボイス対応の『AIR』が、Steamから遊べるようになるわけだ。

『AIR』Steam版は、3月5日17時に発売予定だ。通常価格は税込3200円。配信開始より3月19日までの期間は、10%オフのセールも実施予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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