『神椿市建設中。REGENERATE』すぐさま大好評。人気アーティストグループのフルボイスが彩るダークSF物語、“神椿市入門”にもいいと評判

KAMITSUBAKI STUDIOは3月13日、『神椿市建設中。REGENERATE』をSteamおよびNintendo Switch向けにリリースした。本作はさっそく高評価を獲得している。

KAMITSUBAKI STUDIOは3月13日、『神椿市建設中。REGENERATE』をリリースした。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。本作は発売間もなく、高い評価を獲得している。

『神椿市建設中。REGENERATE』はSFダークファンタジー・テキストアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となる神椿市は、現実世界とは異なる歴史を辿った世界線に存在する街だ。神椿市は、ある理由によって滅びに瀕しつつあった。プレイヤーは、そんな神椿市へ観測者として召喚される。観測者はそこで化歩(かふ)なる名前の少女と出会う。化歩をはじめとした少女たちとともに、世界を救う戦いと冒険の旅を繰り広げることとなる。

本作においては、KAMITSUBAKI STUDIO所属のアーティストのうち、「V.W.P -Virtual Witch Phenomenon-」のメンバーが出演している。登場人物はそれぞれのメンバーの見た目と名前が反映されており、森先化歩役を花譜氏が担当。ほか谷置狸眼役は理芽氏、朝主派流役を春猿火氏、夜河世界役をヰ世界情緒氏、輪廻此処役を幸祜氏が務めている。作中では同メンバーの歌う人気楽曲も多数登場している。

本作は株式会社オレンジが開発し、クリエイティブレーベルであるKAMITSUBAKI STUDIOが製作を担当。KAMITSUBAKI STUDIOは2019年より、仮想世界「神椿市」を舞台として、所属アーティストたちの世界観と連動させたオリジナルIPプロジェクト「神椿市建設中。」シリーズを制作している。本作のほかには2021年に共創型コミュニティアドベンチャー「神椿市建設中。EMERGENCE」を実施。小説化プロジェクト「神椿市建設中。CHRONICLE」、TRPGプロジェクト「神椿市建設中。NARRATIVE」も始動している。

そんな「神椿市建設中。」シリーズの新感覚ノベルゲームプロジェクトとしてリリースされた『神椿市建設中。REGENERATE』は、リリース後さっそく、高い評価を獲得している。SteamDBによれば、ピーク時で最大441人と規模は小さめながら、着実にプレイヤーを集めているようだ。Steamユーザーレビューにおいても、本稿執筆時点で178件中97%が好評を投じる「非常に好評」ステータスを獲得している。

レビューでは現実の並行世界にあたる「神椿市」に迫った滅びに抗うSFのストーリーラインや、BGMや収録楽曲などが高い評価を獲得。またKAMITSUBAKI STUDIOのファンからは、各メンバーのセリフがフルボイスであることについても好評が寄せられている。ストーリー面でそれぞれにしっかりと焦点があてられていることも、ファンにとっては嬉しい作品となっているようだ。

ちなみに本作についてKAMITSUBAKI STUDIOは、ストーリーが独立しており、「神椿市建設中。」シリーズが初めてのプレイヤーにも楽しめるとしている。ユーザーレビューでも新規層に本作を勧める意見が見られ、同シリーズを深く追っているファンでも、そうでないユーザーでも楽しめるように作られた本作が、さっそく好評を博しているかたちだ。

神椿市建設中。REGENERATE』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに販売中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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