
ドット絵少女・ウワサ調査ゲーム『神椿學園新聞部』10月30日発売へ。失った記憶や「神椿市」の謎に迫る、新聞部学園生活
KAMITSUBAKI STUDIOは9月9日、都市探索學園アドベンチャーゲーム『神椿學園新聞部』を10月30日に発売すると告知した。

KAMITSUBAKI STUDIOは9月9日、『神椿學園新聞部』を10月30日に発売すると告知した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)で、通常価格は税込3080円。発売日の告知にあわせて、Nintendo Switch版の発売も発表されている。
『神椿學園新聞部』は、新聞部の一員として少女たちと神椿市のウワサやヒミツを調査していく、「神椿市建設中。」シリーズの都市探索學園アドベンチャーゲームである。本作で主人公は、気がつくと中央に高い塔がそびえ立つ謎の街にやってきていた。自分自身の名前すら思い出せない主人公は、そこで少女・森先化歩(もりさきかふ)に出会い、神椿學園新聞部に保護される。新聞部の一員として、學園生活や街の調査をおこないながら、記憶を取り戻す手がかりを探していく。
しかし、そんな穏やかな學園生活を過ごしていると、街中に奇妙なものが出現。主人公は失った記憶と神椿市、歌を巡る大きな謎を解き明かすのだという。新聞部の仲間としては最初に出会った森先化歩以外に、谷置狸眼(たにおきりめ)、朝主派流(あさぬしはる)、夜河世界(よるかわ せかい)、輪廻此処(りんね ここ)が登場。新聞部の一員として過ごす中で都市に潜む謎に迫る、神椿市での學園生活が繰り広げられる。


主人公は少女たちとともに神椿市を探索し、ウワサや依頼の調査を進めていく。調査パートでは、主人公たちは街を歩き回り、イベントによって少しずつ調査が進行する。一部のイベントでは、調査判定が実施。本作には運動/知恵/洞察/神秘/幸運の5つのパラメーターが存在しており、パラメーターを用いて行動の成否が判定される。パラメーターが足りずに判定がクリアできない場合には、周辺を調査してアイテムやパークを収集。たとえば、洞察が足りない場合には「古びた虫眼鏡」で洞察や洞察ボーナスを底上げするなど、探索によって判定を突破して調査を進めていくわけだ。時間が限られており、戦略的に調査判定を突破して謎を解き明かしていくのだという。またシナリオパートでは、化歩を含めた學園の少女たちと交流。主人公は彼女たちとの出会いを経て、學園で生活しながら記憶を取り戻す手がかりを探していくそうだ。ドット絵で描かれたキャラクターや神椿市など、グラフィックも特徴の一つだろう。

本作は、シナリオおよび開発をKazuhide Oka氏が担当している。同氏は、『ナツノカナタ』『ムーンレスムーン』などを手がけてきた開発者だ。2025年4月にリリースされた『ガールズメイドプディング』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー445件中95%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。同作も含めて、同氏の作品では作中の雰囲気などが評価されてきた。制作陣としては、本作では製作/ストーリー原案をKAMITSUBAKI STUDIO、キャラクターデザイン/キービジュアル/アートディレクション/イラストをなるめ氏、ロゴ/グラフィック制作をすとろぼ(PHASE STUDIO)氏が担当している。
また本作は、KAMITSUBAKI STUDIOによるオリジナルIPプロジェクト「神椿市建設中。」シリーズの最新作とされている。本作でもシリーズと一部設定を共有。森先化歩といったキャラクターたちも、パーチャルアーティストグループV.W.Pのメンバーが元となっている。一方でストアページによると、物語は独立しているとのこと。本作単体でもプレイできるのだろう。Steamでは体験版も公開中となっている。
『神椿學園新聞部』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに、税込3080円で10月30日発売予定だ。またKazuhide Oka氏の新たな作品としては、9月9日に『クワイエット急行909号室』も発表されている(関連記事)。
